梅雨もひと休みの今日ですが、安産戌の日ということで安産祈願の方が多く来社されています。
気温も湿度も高いようで、朝には日供祭のあと境内清掃をしましたが、かなり汗をかきました。
そんな中、榊(まさかき)が花を咲かせています。香りも強くご祈祷の受付所や参道などでもかなり薫っています。日当たりなども影響するのか、枝全てに花が付くわけではないので目を凝らして見ないと見えないこともあります。
小さな白い花です。
花弁は白から黄色に変わっていきます。ひとつの花には雄しべと雌しべがあり、その後黒紫色の実がなります。この実の汁を白衣等に付けてしまうとなかなか落ちなくて、玉串を作るときには大変です。
難を転じる意味もあって鬼門や裏鬼門、不浄なところに植えると良いそうです。
又、境内には南天も花を咲かせています。細かい花がいっぱいに咲いています。南天の花は、ほとんど香りがなくその後は赤い実を付けます。俗信では「災い転じて福となす」と言われるように、南天と福寿草を植えると良いそうですよ。御祝いの時に炊く赤飯などに飾りとして枝葉や実の付いた物を用いたり、南天がプリントされたフィルムなどをかけたりするようです。
季節は夏本番に向けて一歩一歩進んでいるようです。