本日、50日祭のご奉仕がございました。なかなか50日祭と言ってもピンと来ないかもしれませんが、神道のお葬式を神葬祭と言います。その後、50日目に50日祭、その後埋葬祭を行います。一般的な神道に於ける葬儀の流れは下のようになります。
遷霊祭→通夜祭→葬場祭→発柩祭→火葬祭→帰家祭→10日祭(→20日祭→30日祭→40日祭)→50日祭→埋葬祭→100日祭→1年祭・・・・・と続いて参ります。
・遷霊祭とは、故人の御霊(みたま)を霊璽(れいじ)といわれる白木の「みしるし」にお遷しし、今後の家の守護神をなって、子孫の繁栄はもとより、親族の行く末に至るまで、見守って下さるようにと、執り行う儀式を総称して遷霊祭といいます。
・葬場祭とは、一般的には告別式にあたり、故人に対しての最後のお別れを申し上げる儀式となります。
・発柩祭とは、葬場祭が終わると葬送することを柩前に報告する儀式となります。
・火葬祭とは、火葬前に行われる儀式。
・帰家祭とは、火葬後葬儀が滞りなく終了したことを霊前に奉告する儀式。
・10日祭以降50日祭までは、亡くなった日から10日目毎に行われ、御霊を浄化(きよめ)て行く儀式。
・埋葬祭とは、墓地へ埋葬する為に行われる儀式で、その後1年祭、2年祭と続いていきます。
神道の葬儀は、古典(日本書紀)にイザナミの尊が神去りました時に記されており、日本民族固有の習わしによって執り行われていたことが示されています。