本日、当社注連縄奉納同志会の皆様の手で御神田の稲刈りが行われました。去る6月にお田植え祭の斎行された、あの田です。
さすが同志会の皆様は手慣れていて、またたく間に作業を進めてゆきます。
刈り取られた稲穂はその場で「はさ掛け」されます。支柱を立てて横木を渡し、稲穂を逆さにしてぶら下げていくのです。
なんでも収穫したばかりのお米はまだ2割以上水分を含んでいるそうで、1割5分位までお米を乾燥させるのがこのはさ掛けの作業です。乾燥させる事で精米しやすくなり、カビにも強くなるそうです。
また茎の付いたまま干す事で、お米に養分が伝わって美味しくなるという話もあります。
近年は機械干しが大勢を占めるようですが、この辺りではまだはさ掛けの光景が見られます
収穫したお米は11月23日の新嘗祭で神饌としてお供えされ、藁からは例年通り本殿等を飾る新しい注連縄が作られる予定です。注連縄奉納同志会の皆様、本日は御苦労様でございました。