午後になり雨が降りはじめ、また一段と肌寒くなってまいりました。
本日は、お祭りで使う玉串の奉製を致しました。
玉串は榊に紙垂(しで)や木綿(ゆう)を付けた物を言います。また、榊だけではなく杉や樅や樫を用いる所もあります。
榊と紙垂
完成した玉串
この玉串はお祭りの中でもいつ、どのような意味を以て使うのか疑問に感じると思います。御神前にお供えするものとして、米・酒・餅・魚・野菜・果物・塩・水・・・様々な神饌があります。玉串はその神饌と同様の意味があると考えられています。ただ、神饌は神様にお召し上がり戴く物であり、玉串は玉串を捧げる者が、玉串を通して神様に思いや、願いを伝えるものです。
今後、玉串を神前に捧げる機会があるかもしれません。その時は、”玉串に神様を敬う気持ちと思い願いを込める”ということだけは、忘れずにいて頂けると幸いです。