今日はあいにく終日雨天となり、普段は七五三詣の賑やかな時期ではありますが、午後ともなると参拝の足音も少なく静かな一日となりました。
時々弱まりはしましたが、境内に水の流れができるほどの雨でした
こういった日は境内の掃除も見送るしかありませんので、専ら次の祭事、新嘗祭や年越大祓の準備に取り組むことになります。ちょうど空いた時間に新嘗祭でお供えする稲穂の奉製を行いました。
お米は神社のお供え物として欠かせない存在です。パンや麺・パスタなど食の選択肢が非常に多様化した現代であっても“お米を食べないと落ち着かない”という人がいるように、古来から日本人の食の中心にありました。
今年晩夏の御神田
毎年11月23日の新嘗祭は端的に言えば“収穫祭”ですが、 『新』新しく穫れた米を『嘗』なめる・味わう という意味で、特にお米の収穫を祝うお祭りであります。
海の物・山の物は勿論ですが、新嘗祭当日はこの稲穂と荒稲(あらしね、籾の付いたままの米)・和稲(にぎしね、籾を取り払った米)、またお酒と白酒(しろき、濁り酒)といった新米にまつわる物をお供えしています。