雨が上がり、日差しが出てきたと思うといつの間にかまた小雨になっている…今日は一日思うとおりにならない天気でした。
こういった日に屋外の神事で使った装束は勿論洗って綺麗にしなければなりませんが、これがなかなか気を遣う所です。
装束を洗う時は、汚れに応じて洗い方を変えています。
手水や汗で濡れた場合は一日陰干しをし、また少しの汚れなら多めに水を含ませた布で押すように拭き取ります。
泥汚れの多い場合は水の中で押し洗いをし、時間をかけて陰干しで乾かします。
私は出した事はないのですが、“洗い張り”というのも選択肢の一つでしょうか。 洗い張りとは和服独特の洗い方の一種で、まず袖など縫ってある部分を解いて布地のみの状態にし、それを洗って糊をかけてからまた縫って着物に戻す、というものです。
今も洗い張りを専門に行うお店があり時折その看板を目にしますが、まだお願いする機会がなくいつか頼んでみたいと思っています。
とはいえ外で着るような装束には化繊の入ったものを選んでいるので、あまりに汚れた際は洗濯機を使う事もしばしばあります。
常に綺麗な姿でご奉仕ができるよう、気を付けて参りたいと思います。