ショートシナリオの館

ボケに抵抗するため、日常生活の中から思いつくままに書いています。月2回・月曜日の投稿を目指します。

サギ草が飛んだ!

2019-08-19 07:20:27 | 日記


滋賀県にある山室湿原は一周15分ほどで回れる小さな湿原です。ここにはサギ草が咲き、
日本一小さい八丁トンボが飛んでいます。7年前になりますが、この湿原の「サギ草祭り」
に参加した私たちはその時に購入したサギ草を鉢植えとして育てています。家族の者が根
気よく手入れをしていますので、数は少ないですが、8月中旬ごろに綺麗な花を咲かせます。
でも毎年咲くわけではなく昨年は咲きませんでした。しかし、今年は花芽が2つできてそれ
が開花しました。私は鉢を庭のテーブルの上に置き、ベンチに座って同じ目線の高さで花の
形を楽しむことにしました。

「鉢山の頂上に咲くサギ草は絵になるな~。それにしてもサギ草とはよく名付けたものだ」
「ベンチに座ってゆっくり、絵でも描いてみるかな、ちょっと難しそうだけどな!」

用意した小さなスケッチブックを広げ、水彩色鉛筆を取り出し、構図を決めるために改めて
サギ草を眺めていると、花びらだけが時折小さく揺れるのです。

「あれ!今、サギ草の花が動いたぞ。今は風がないし、茎は動いていないのにな!」
「ゲ、ゲ!もう1つのサギ草も動き出した」
「又、動いた。さっきよりもっと激しいぞ。体を揺らしているようだ。どうなっているんだ」
「間違いない!2本とも花が自分で動いている。それもお尻を動かしている。どうやら茎から
 離れたがっているようだ。こんなことがあるわけない」
「二つとも、落ち、落ち、落ちそうだ~!花が自分の力で茎を離れようとしているなんて信
 じられないぞ」
「花が落ちた・・・!と思ったら、飛~、飛~!飛んだ!サギ草が目の前で飛んでいる」
「それも2本のサギ草が一緒に飛んでいる。これじゃ~2羽のサギ草だ」
「カメラだ、いや、ビデオだ。でもここを離れたら見られなくなるかもしれない」
「部屋に取りに行きたいけど、ここを動いたら空気が乱れて、サギ草は飛べなくなるかもし
 れない。ここは我慢だ。でも、この光景は誰も信じてくれないだろうな」
「でも、やっぱりカメラとビデオを取りに行きたい~!」
「やっぱり、ダメだ!ここを離れたらきっと見られなくなる。ここは我慢だ」

私の体は完全にくぎ付けです。サギ草は2週目をゆっくりと旋回中です。私はもっと間近で見
たい衝動に負けて、空気を乱さないように細心の注意を払いながら、ゆっくりとサギ草の置
いてあるテーブルに手を乗せ、顔を突き出して、少しでもアップで見定めようとしました。
大丈夫でした。2羽のサギ草は鉢植えの上をゆったりと旋回しています。
すると私の身の回りに苔の茎がグイグイ伸びてきて、たちまち私の体を包み込みました。一瞬
の間がありましたが、私は自分自身が鉢植えの苔の中にいることに気付きました。私は鉢植え
の苔林をよじ登り、サギ草の茎がある山頂を目指しました。

「すごく急な登りだったな!汗をかいた。でもやっと、サギ草の茎の根元に出ることができた。
 サギ草の茎がすごく太いな」
「や~、遠くにベンチが見える。巨大なベンチだな。」
「あれ~、下に見えるのはこの鉢を置いているテーブルだ。これも大きいや」
「見つけた!サギ草が2羽飛んでいる。近くで見るとずいぶんと大きいぞ」
「お~い、サギ草君、俺がわかるか?どうして君は飛んでいられるんだい。」

サギ草A:あら、私たちはよく飛んでいるのよ。飛ぶことは普通のことなの。あなたが知らな
     いだけよ。
サギ草B:天気が良くて、風が吹かない今日のような日だけなんだけどな。
サギ草A:今年こうやって咲くことができたのは、奥さんの手入れのおかげだから、私たちは
     とても感謝しているのよ。
サギ草B:僕らは花粉を媒介してくれる相棒を呼び寄せているんだ。でも、長い時間は飛んで
     いられないんだ。そろそろ茎の家に戻らなくてはいけない。
サギ草A:飛んでいるときは危険がいっぱいなの。あそこにスズメを見つけたわ。見つかって
     食べられちゃうと、来年は花を咲かせられないの。だからもう戻るわ。

「それじゃ~、去年サギ草が咲かなかったのは、前の年の花が飛んでいるときに、スズメに襲
 われてしまったからなのかい?」

サギ草A:きっとそうだと思う。いっぱい咲いていると、いくつかは食べられずに茎のお家に
     戻れるけど、ここは咲く場所が狭いから、一つでも食べられちゃうと、来年咲く力
     が蓄えられなくなっちゃうのよ。
サギ草B:さあ~、戻ろう。茎の家に戻ると、こうやって君と話ができなくなるけど、世話を
     して頂いているお礼が言えてよかった。来年、又、会おうね!

「さようなら。あれ~、本当にサギ草の茎にお尻をくっつけて止まってしまった」
「僕も元の体に戻らなくちゃいけないな。取りあえず、この鉢山を下りてテーブルの上に戻る
 ことが必要だろうな。」

私は鉢山の苔林を慎重に下り始めましたが、足元は濡れており、急斜面だったので、気が付い
た時には転んで頭から真っ逆さまに転げ落ちていました。「痛ッテ!」私はベンチから転げ落
ちて、テーブルに頭をぶつけていました。

「サギ草は大丈夫かな?オッ、オ~、大丈夫だ」
「サギ草が小さいな!良かった。私の体は元の大きさに戻っているぞ」
「今のは夢だったのだろうな。夢にしてはリアルだった。こんなにストーリーがしっかりした
 夢なんて、今まで見たことがないから、夢だとは思えないな」
「オ~イ!サギ草君、」
「やっぱり返事をしてくれないな。この可憐な姿が見られるのも、あと数日だね。また、来年
 会おうね。」

昨夜は熱帯夜でしたから、眠りが浅かったのでしょうね。私は水彩鉛筆を持ちながらウトウト
っとしたようです。

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孫と爺の夏休み「熱気球体験」

2019-08-12 07:31:44 | 日記


夏休みのイベントで熱気球搭乗体験がありました。搭乗できるのは子供たちだけです。
先生に引率された小学生たちが朝6時半には並んで順番を待っています。どの顔も準備
中のバーナーの音と、少しずつ膨らんでいく気球を目の前にして期待と興奮が隠せませ
ん。このイベントに参加する孫と見守り役の爺も並んでいます。

孫:どうして熱気球は人を乗せて空中に浮かぶことができるの?

爺:今、バーナーという機械で熱くした空気が気球の内部に送られているね。空気は熱
  くなると密度が薄くなる。密度が薄い空気は軽いので、気球内部の上の方に溜まっ
  て膨らむんだよ。ほら、熱気球が膨らんできたぞ。膨らんでいるところが熱くて軽
  い空気が溜まっている場所だ。こうして、どんどん熱くて軽い空気を送り込むと、
  気球は風船のように膨らんで立ちあがってくるんだ。見て、気球が少し立って来た
  ぞ。立ちあがった後も、もっともっと熱くて軽い空気を送り込んでいくと、溜まっ
  た軽い空気が、それまで気球の中にあった重い空気を、気球の下に見える開いた場
  所から外に押し出してしまうんだ。
  こうして気球の内部が軽い空気で満たされた気球は、周りの密度の濃い空気の中に
  はいられなくなって上の方へ浮き上がるんだね。
  下降させる時にはバーナーを止めて空気の温度を下げたり、新鮮な重い空気を入れ
  るんだよ。見て分かるように、人を何人も乗せて浮かせるためには、あんなに大き
  な気球が必要なのだ。

孫:空気の密度が薄いとか濃いって?

爺:水を考えてみよう。水は密度の濃さの違いで、氷、液体、そして水蒸気と形と性質
  が変わるんだ。密度が最も薄い水蒸気は軽くて空中に飛んでしまうね。この密度の
  変化は熱が加えられることで起きるんだね。
  空気の場合は水のように熱が加えられただけでは、形の変化はないけれど、実は密
  度が薄くなるという性質の変化は起きるんだよ。密度が薄くなると元の空気より軽
  くなるのだね。

孫:熱で空気が膨らむのは気球だけなの?

爺:ビニール袋に入ったパンを電子レンジでチンするとパンも温かくなるけど、その袋
  もパンパンに膨れ上がるね。これは、袋の中の空気が軽くなって膨らんだからだね。

孫:熱気球はどこまでも高く昇ることができるの?

爺:熱気球は軽くて、強い材質で作られているから、3千メートルまで上がって熱気球で
  世界一周なんてニュースもあるよ。それでも、熱気球が昇れる限界は空気が存在する
  範囲内であることは理解できるね。

孫:高く昇ったら、地面のここより涼しくて爽やかな風をいっぱい感じられるね。早く順
  番が来ないかな。

爺:目の前にある熱気球はロープで固定してあって、飛んでいかないようにしてあるけど、
  空を飛んでいる熱気球の中では風を頬に感じることはできないよ。それはね、熱気球
  は風の流れの中に身を任せて飛んでいるのだ。だから自分が風の一部になったような
  ものなので風を頬に感じないのさ。でもこの気球は固定されていて、風のようには流
  れないから、いい風を感じられると思うけどね。でも、バーナーの音がうるさいから、
  さわやかな風を感じる感覚にはなれないと思うよ。

孫:風と一緒に動くと、風を感じないのか~、それにしても早く乗りたいな~。

爺:熱気球を見ていると、普段見えない空気が実態としてあるのだということ、そして熱
  を加えるだけで、人を運べるほどのパワーを持つものに、空気が変化するのだという
  ことが実感できるね。

孫:「見えぬけれどもあるんだよ。見えぬものでもあるんだよ」と書かれた絵本を思い出し
  たよ。

爺:ああ、金子みすずの詩、「星とたんぽぽ」の中の有名な一節だね。爺ちゃんも同じこと
  を考えていた。いつ読んだのかしらないけれど、絵本の一節をここで思い出すとはどん
  どん知恵がついてきている証拠だな。ほら、順番が来たよ。行ってらっしゃい!

あまりにも皆さんご存知なことを書きまして申し訳ありません。でも、どうしても書き残し
ておきたかったのです。お詫びとして、熱気球の歴史について触れておきます。

<人類の初飛行は熱気球によるもの>

1.フランスのモンゴルフィエ兄弟が、暖炉の熱気に煽られた洗濯物を見て、火を燃やした
  時に出る煙に空気より軽い成分(空飛ぶ魔力)があると確信しました。そしてこの煙を
  集めれば人間も空を飛べると考えて作ったのが熱気球です。小動物を乗せて実験を繰り
  返した兄弟は、1783年11月21日、遂に人類史上初の有人飛行を熱気球で成功させました。

2.同じ頃、フランスのシャルル教授も水素ガスを詰めた「ガス気球」による有人飛行を目
  指していましたが、実験が成功したのは熱気球から遅れることわずか10日後。人類初
  飛行の栄誉は「熱気球」のものとなりました。

3.熱気球とガス気球はその発明後しばらくブームとなりますが、飛行船や飛行機の登場に
  より、実用面での気球の役割は終わり空の活躍舞台からは消えました。

4.でも研究は続けられていました。第2次大戦後、化学繊維の発達やプロパンガス利用に
  よる、熱気球の研究が進み、1960年、エド・ヨストが、9,300ft(約3,000m)の高度
  を飛行しました。

5.日本での気球の歴史は、明治10年(1877年)に西南の役の戦いに、海軍兵学校の7名に
  よって日本最初のガス気球が作られ、東京の空を飛びました。そして、太平洋戦争終了ま
  で、主に軍事用として利用されてきました。その中には、有名な風船爆弾などが見られます。

6.1969年9月28日、日本初の熱気球「イカロス5号」が北海道で飛行し、国内での一般人向
  け現代熱気球の歴史が始まりました。

7.第2次世界大戦後、軽くて丈夫な化学繊維(ナイロン、テトロン)の発達と、安価なプロ
  パンガスを使って効率よく空気を暖められるバーナーの開発により、熱気球はスカイスポ
  ーツとして復活しました。

8.1973年9月、「日本熱気球連盟」が発足し、75年「日本気球連盟」へと発展し、日本で唯
  一の気球活動の統一団体として、現在に至っています。特に1980年から例年実施されてい
  る「佐賀インターナショナル・バルーンフェスタ」は、国内はもちろんアジアで最大の大
  会として80万人の観客を集め、89年にはアジアで初めての世界選手権が行なわれています。
 (ちなみに現在のガス気球や飛行船で使用されているガスは、爆発の危険がないヘリウムガ
  スが中心です)

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「郡上踊りin郡上八幡」の備忘録

2019-08-05 07:31:24 | 日記


岐阜県郡上八幡は奥美濃の小京都と呼ばれる城下町です。ここで7月~9月にかけて踊られる
「郡上踊り」は日本三大盆踊りの一つとして知られています。岐阜県に在住していた老夫婦
は踊り助平(郡上踊りが大好きな人)で、関東に転居した後も、高速道路を利用して毎年郡
上踊りに参加していました
そんな老夫婦でしたが、高齢者ドライバーとなり、頻発する高齢者の高速道路逆走事故の報
道をみて、今年からは参加しないと決めました。行かないと決めたら、急に郡上の街がいろ
いろと思い返されました。どんな街だったのか思い返しながら備忘録として綴ります。
踊りに行かれる方がいられましたら参考にしてくださいね。

<郡上八幡の見どころ>
1.日本一美しい山城・郡上八幡城
  明治4年(1871)の廃藩置県とともに廃城となった城は、翌年から石垣を残してすべて取
  りこわされました。現在の城は、昭和8年(1933)、当時の大垣城を参考に再建され、木
  造4層5階建の天守閣等は郡上市重要文化財に、一帯の城跡は県史跡に指定されています。
  お城に登ると、鮎の姿に似た町並みが見降ろせます。ここは山内一豊の妻、千代の出生
  地との説があります。
2.郡上八幡博覧館
  ここへ来れば郡上八幡の歴史と文化が理解できます。大正9年に建てられた旧税務署を、
  当時の外観をそのまま利用した、現代とレト口が融合したミュージアムです。
  また、1年中ほぼ毎日、郡上踊りの実演と手ほどきも受けられます。
3.アユ釣りの名所・吉田川
  清流吉田川は長良川の支流でアユ釣りの名所です。川沿いには環境省が選定した名水百
  選の第1号に選ばれた宗祇水や夏は子どもたちが川へ飛び込む姿が見られました。
  今は飛び込み禁止になったと聞いていますが・・・。
4.城下町らしい古い家並み
  職人町、鍛冶屋町といった古い町名があり、足を向けるとそこには古い家並みとその軒
  先をほとばしるように流れる水路がある。街中に貼り廻られた水路には飲用水が出てい
  ます。ここに来る時はペットボトルの水の持参は不要ですよ。
5.山間地特有の家屋作り
  国の重要伝統的建造物群の選定を受けた古い家並みは、軽自動車がやっと通れる道幅に
  向かいあって並んでいます。ここを歩くと郡上八幡の暮らしと文化と人に出会えます。
6.食品サンプル工房
  食品サンプルは重要な地場産業です。体験できる工房が街中にあります。
7.観光客に人気のスポット
  「やなか水のこみち」:繁華街の新町から角を曲がった町中にある一服の清涼剤のよう
    な路地。玉石を敷き詰めた道と水路、柳の並木、大きな家屋敷。歩いている人がみ
    んなちょっといい顔になる小道です。
  「いがわこみち」:ここは「水の町郡上八幡」を代表する「水」が街の風景に溶け込ん
    だ情緒ある場所で、鯉や川魚が泳ぐ豊かな用水です。テレビドラマの撮影場所とし
    て頻繁に利用されています。
8.郡上八幡旧庁舎記念館
  昭和11年に建てられた洋風建築で、木造2階建て、床面積は約800㎡。正面と南側には
  玄関ポーチを配し、外壁は板張りに縦長の端正な窓、屋根組は当時最新技術であったト
  ラス工法が用いられています。今は総合案内所として活躍しています。
9.寺の街
  小さい町なのに13もの寺院があります。寺巡りもいいですよ。スタンプラリーもある
  ようです。
10.郡上八幡のうまいもの
  「明方(みょうがた)ハム」/「明宝(めいほう)ハム)、大黒屋 の「郡上地みそ」、
   正和堂の「踊りしるこ」、桜間見屋(おうまみや)の「肉桂玉 / 黒肉桂」、明宝レデ
   ィースの「明宝トマトケチャップ」、郡上ソフトクリーム、みたらし団子、新橋亭の
  「天然鮎料理」・「朴葉味噌料理」、他に奥美濃古地鶏、郡上そば、飛騨牛ステーキ
  やコロッケ、本わらび餅などなど・・・(思いつくままに)

夜8時、中央の山車に郡上踊り保存会のメンバーが揃い演奏が始まります。郡上踊りは生演
奏、生歌そして踊り手の下駄の歯音が競演する盆踊りです。8月のお盆、3日間は徹夜踊りで
す。さあ踊りましょう!

「かわさき」
♪郡上のナ八幡 出て行く時は(ア ソンレンセ)
        雨も降らぬに 袖しぼる  ア ソンレンセ ♪
この「かわさき」は、郡上踊りの基本となる踊りで、一晩のうちに何回も繰り返し踊られる
ため、覚えるチャンスが多い。これを覚えてしまうのが郡上踊りを楽しむ第一歩です。

「げんげんばらばら」
♪ハァー げんげんばらばら何事じゃ 親もないが子もないが(アードッコイショ)
     一人貰うた男の児 鷹に取られて今日七日(アードッコイショ)♪
江戸時代の御殿女中の手まり遊びが踊り姿になったもので、着物の袂を手繰る優雅なしぐさ
がおどりの特徴です。

「春駒」
♪七両三分の春駒 春駒)(ホイ)郡上は馬どこ(ホイ)
    あのするすみの名馬(ホイ)出したも ササ 気良の里(七両三分の春駒 春駒)♪
手綱さばきの勇ましい姿が¬威勢のよい踊りの動きに取り入れられ、横笛の音は馬のいななき
に、軽快なバチさばきの¬三味線の響きは馬のひづめの音に聞こえます。元気な跳ね踊りです。

「やっちく」
♪アラ ヤッチク サッサイ  私が一寸出て べんこそなけれど
        わたしゃ郡上の 山中家に住めば おみかけどうりの 若輩なれば♪
これは太鼓のみで歌われます。口説形式で長い物語が語られます。踊りは初心者向きです。

「三百(さんびゃく)」
♪ハア 揃えてござれ 豆かすよに
       ゴショゴショと(返し)ゴショゴショと ノオゴショゴショと♪
稲束を投げる¬所作や田げたで湿田を歩く動きなど、素朴な農作業のフリが曲の歌詞ととも
に取り入れられ¬ています。

郡上踊りは10曲あり、繰り返し演奏されます。そして、多少の雨では中止にならないのも
特徴です。

これからは毎年6月に東京・青山の秩父宮ラクビー場の駐車場(雨天決行)で行われる
「郡上おどりin青山」での参加のみで我慢することにしました。年に1回でも踊れるのだ
から「ヨシ」とします。
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