ショートシナリオの館

ボケに抵抗するため、日常生活の中から思いつくままに書いています。月2回・月曜日の投稿を目指します。

茨城味自慢:常総市のズッキーニを食卓の主役に!

2022-10-25 07:20:46 | 日記

 

ズッキーニはイタリア語で「小さなカボチャ」。使い勝手の良さから需要が伸びてきた野菜

のひとつです。ほのかに甘く、クセがない独特の歯ごたえ、そして姿はキュウリのようです

が、かぼちゃの一種で、花が咲いてから3~4日後の未成熟の実を食べます。近年では若年

層を中心に徐々に周知されはじめていますが、高齢者層にはズッキーニがどんな野菜である

のか、どう料理したらいいのか分からないとの理由で消費の伸びは悪いそうです。調理法と

してはナスに近い扱いで、加熱して食べるのが一般的で、油との相性が良く、フライや天ぷ

ら、肉野菜炒めに向いています。皮をむかなくてもおいしく食べられ、生のまま酢漬けにし

てピクルスにしても秀品です。

茨城県南西部、関東平野のほぼ中央に位置するJA常総ひかりは、温暖な気候と適度な降水

量に恵まれ、年間を通じて多種多様な青果物が生産・出荷されていますが、ここで、平成19

年に設立されたJA常総ひかりズッキーニ生産部会は、平成25年に茨城県青果物銘柄推進産

地の指定を受けました。最初は現在、部会長を務める片倉さん一人で栽培をスタート。肥料

や農薬の使用法、水の管理など、2年もの間、試行錯誤を繰り返し、現在の栽培方法を確立

しました。そして今では県内生産量の9割を占める一大産地となっています。常総市の収穫

時期は促成栽培が4月上旬 ~ 6月下旬、抑制栽培が9月中旬 ~ 12月上旬と年2回あります。

これは夏の露地栽培主産地の長野県と冬のハウス栽培主産地の宮崎県と出荷が重ならないよ

うにしている工夫と思われます。ですから、3県を合わせると、ズキーニは通年で市場に出

回っています。先週、常総市のズッキーニ農家を訪問している様子がテレビで放映されてい

ました。今回は見た目も美しく、他産地よりも大きめで、厳しい規格を設定している、常総

市のズッキーニを紹介します。

※促成栽培:冬の時期にハウスを加温や保温して、自然環境よりも早い時期に作物を収穫し

      ます。

抑制栽培:反対のアプローチで、生育を抑制することで、自然環境よりも遅い時期に作物を

     収穫します.

 

<ズッキーニとは>

ズッキーニは、ウリ科・カボチャ属に分類される野菜です。諸説ありますが、メキシコが原

産で、ヨーロッパ経由で日本へは、第二次大戦後に伝わってきたとされています。店頭でよ

く見かける20cmほどの緑色のものは、開花後5~7日の未成熟の果実で、成熟すると黄色く

なり、大きいものでは1mにまで成長します。ナスとウリを足して割ったような味わいで、

油をよく吸うので炒めものにおすすめ。フランス南部の煮込み料理ラタトゥイユには欠か

せない食材となっています。また、ズッキーニは、夏になると黄色い小さな花を咲かせま

す。この花は、「花ズッキーニ」として料理に使われます。日本ではズッキーニで呼ばれ

ることが多いですが、和名はウリカボチャで、カボチャの仲間でありながらつる(蔓)が

長く伸びないため「蔓なしカボチャ」の異名もあります。品種には緑色・黄色の細長いタ

イプ、コロンと丸いタイプそして花ズッキーニなどがあります。

 

<ズッキーニの生産事情>

国内での普及は1980年頃からですから、新しい野菜と言えるでしょう。今では10年前と

比較して2倍以上に生産量を増やしています。最近は家庭菜園でも人気の野菜のひとつに

なりました。

  1. 国内の生産量ランキング(2018年):1位は長野県(3,110トン・31.6%)、2位宮崎

      県(25.6%)、3位群馬県(9.4%)、4位が茨城県で (8.2%) です。ハウス栽培の

      普及で地域的な偏りがないのが特徴です。

  2. 上位4県で約75%を生産しています。長野県は夏出荷で露地物主体、宮崎県は春出荷

      でハウス物主体。そしてその間を埋めるように群馬県や茨城県が抑制栽培や促

      成栽培で生産しているため、ズッキーニは通年で市場に出回っています。

 

<ズッキーニの栽培>

ズッキーニはカボチャのようにツルを伸ばしませんが、大型の葉を広げるので、栽培には

広い面積が必要です。そして、次々と実がなるので、肥料切れにならないよう定期的に追

肥して草勢を維持するよう管理します。栽培のポイントは「一株が大きく育つので、十分

な株間と畝間をとって植え付ける」「葉柄が中空になっていて折れやすいので、支柱で固

定する」ことです。関東の家庭菜園では4月初旬にポットに種を蒔いて育苗し、5月上旬に

畑に定植、7月〜8月頃の収穫が目安です。開花後、5〜7日ほどで収穫適期です。実の長さ

が20cmほどになったら、果梗からハサミで切り取って収穫します。収穫が遅れるとヘチマ

のように大きくなって食味が落ち、株にも負担が掛かるため、早めに収穫するようにしま

す。ズッキーニは比較的種からでも育てやすい品種ですので、種からの栽培をおすすめし

ます。とはいえ発芽適温は25℃くらいなので、長く収穫するためには、2月下旬にはポット

に種まきをしてビニール等で保温するとよいです。直接畑にまく場合は、4月中旬以降にな

ります。4月播種(はしゅ)でも充分収穫に至るのですが、収穫できる期間は少し短くなり

ます。収穫が始まると一株10本くらいはとることができます。

 

<ズッキーニ豆知識>

1.ズッキーニの選び方(見分け方)

    皮にツヤがあり太さが均一で、大きすぎないもの。大きすぎると果肉がスカスカ

    していることがあります。また、切り口がしなびていたり、変色しているものは

    鮮度が落ちています。そして、同じ大きさなら持ったときに重みのあるほうが新

    鮮です。

2.ズッキーニの保存方法

    基本的に冷蔵庫の野菜室で保存しますが、冷やしすぎたり、乾燥させると食味が落

    ちるので、新聞紙などで包んでからポリ袋に入れて保存します。20度以下の涼しい

    環境であれば室温でも可能です。3~4日が食べ時の目安です。スライスしたものを

    かたゆでして冷凍保存することもできますが、食感がやわらかくなります。

3.ズッキーニの食べ方

    代表的なのは煮物、炒め物、揚げ物、スープ、パスタなど。日本で売られているズ

    ッキーニは生食できないことはありませんが、加熱して食べるのが一般的。皮はむ

    かなくても大丈夫です。油との相性がよく、オリーブオイルで炒めたり揚げたりす

    ると風味が増します。トマトやパプリカなどの夏野菜を使った煮込み料理「ラタト

    ゥイユ」にも欠かせない素材のひとつです。

4. サイズ別!おすすめ調理法:ズキーニは極めて成長が早いですから、収穫が遅れると

    どんどん成長します。ですから、大きさにより調理方法を合わせると美味しく頂

    けます。Sサイズ…半分に切って蒸す、丸焼き。Mサイズ…輪切りにして炒める。

    Lサイズ…刻んで煮込む、輪切りにしてバーベキュー。こんな工夫がおすすめです。

5.ズッキーニの栄養と効能

   一番多く含まれている成分はカリウムです。カリウムは利尿作用があるためむくみ防

   止になったり、高血圧にも効果があります。また、体の中の余分な塩分を排出してく

   れる効能がカリウムにはあるので、塩分を摂取しすぎている方にもおすすめの食材で

   す。さらにβカロテンもカリウムと同じぐらい含まれており、体の中でビタミンAに変

   化するβカロテンは、免疫力の強化と抗酸化作用に期待できます。また、細胞の老化を

   防いでくれるビタミンCも豊富に含まれています。むくみや抗酸化作用に老化防止効果

   ときたら、嬉しい効能だと言えるのではないでしょうか。さらに低カロリーで栄養豊

   富なズッキーニは、ダイエット中にもおすすめの食材です。

6.ズッキーニの種類(品種)

(1)ズッキーニ(グリーン):キュウリをずんぐりとさせたような形で、色は黒っぽい緑か

    ら鮮やかな緑色まで品種によってさまざまです。食べ頃なのは未熟なうちに収穫した

    もので、大きすぎると食味が落ちるといわれています。おもに西洋料理に使われるこ

    とが多く、炒め物や煮物に最適。品種は「ラベン」や「ダイナー」「ブラックトスカ」

    などあります。

(2)ズッキーニ(イエロー):皮が黄色いズッキーニ。緑色のものに比べて皮が薄めでやわ

    らかく、淡泊でクセのない味わいです。煮物や炒め物などのほか、サラダなど生食も

    可能。色が鮮やかなので食卓の彩りとしても活躍します。品種は「オーラム」「ゴー

    ルゴトスカ」「イエローボート」などがあります。

(3)丸ズッキーニ:丸い形のズッキーニで、皮の色は黄色や緑色、薄い緑色などさまざま。

    直径は5〜15cmくらいで、普通のズッキーニのように調理できます。中をくりぬいて

    中身を挽肉などとまぜて詰め物にしても美味です。品種は「ゴールディ」「ブラック

    エッグ」「グリーンエッグ」などがあります。

(4)花ズッキーニ:果実が成長する前に収穫した花付きの幼果、または花のこと。雄花は花

    だけで、雌花は小さな実の先に黄色い花がついています。花の部分にチーズや挽肉な

    どを詰めて揚げ物にするのが人気の食べ方。店頭ではほとんど見かけませんが、5下

    旬〜7月頃がシーズンです。

 

<常総市でのズッキーニ生産>

失敗を繰り返しながらもあきらめずに研究を続けた片倉さんは、栽培開始からおよそ2年後に、

ご自身が納得できる品質のズッキーニの栽培方法に辿り着きます。「ズッキーニは、肥料を多

く必要としますが、やりすぎると曲がるし、実がボコボコ変形してしまうんです。だからとい

って少なすぎると実が固くなったり、実が生らなかったり。肥料の量の調整が非常に難しいで

すね。あとは水の管理。これも多すぎてもダメだし、少なすぎてもダメ。この加減が難しいで

す。」片倉さんの尽力のお陰で、茨城県は全国4位のズッキーニ生産県となりました。片倉さん

指導の常総市のズッキーニは、真っ直ぐで、色ツヤが美しい外観と品質の高さが自慢です。そ

して他産地よりも大きめで、厳しい規格を設定し、生産者一人ひとりが厳しい目で選別してい

ます。

(ズッキーニの栽培)

栽培は、春の4月から、霜が降りる10月中旬まで。ズッキーニ農家の樋口さんは、開口一番

「とにかく一番大変で、重労働なのが土作り」と切り出しました。樋口さんが1回に栽培する

畑は10アール。畝(うね)の長さは700mにも及び、長さとしては50mの奥行きがあります。

歩くだけでもかなりのしんどさです。この広い畑にマルチを敷き、ハウスの中で種から大切に

育てられた700本の苗を植えつけます。そして受粉を施し、自然の時間の流れにまかせて、収

穫を迎えるのです。

(1)目を見張るのはその成長の早さ


ひとつの株に15本程度の実をつけるその収穫作業は、朝と夕方の1日2回。最盛期となる

6月中旬〜7月は、多いときで1回に700本以上を収穫するそうです。なによりも驚くのは

その生長の速さ。時期にもよりますが、この夏場の時期ですと、だいたい種を植えてから収穫

までが35日。実は開花して4〜5日後にはすでに収穫に適する20センチ程の大きさに生長

するのです。だからそのまま放っておくとおそろしく太く巨大に成長します。だから時期を失

わずに収穫しなくてはなりません。そして収穫を終えた畑は、樹を引き抜いて土を耕す中に混

ぜ込むという、そんな1連の作業を年4回、畑を替えて繰り返し行うのです。しかし作業以上

に大変なのは、「今年は肥料の値段にはじまり、種、農薬などが倍近くに跳ねあがっているけ

ど、取引価格は上がらないこと」と言います。

樋口さんの1日は、朝の5時からせっせと受粉付けを行う作業からはじまります。雄花の雄し

べの花粉を、雌花の雌しべに付けるという作業です。これはひとつひとつすべて手で行います。

これをしないと実の中に筋が入ったり、出来が良くないということなので、これもまた大切な

作業です。しかも「じょうご型」をして上向きに咲く黄色い大きな花は、雨が降ると内側に水

を溜め込んで花粉を流してしまうので、そのときにはもう一度受粉づけをするというなんとも

はや手間のかかる作業なのです。そしてこのズッキーニ、最大の敵は「風」ということで、

「いよいよこれから収穫というときに茎が折れて実が飛んでいってしまうこともあるんです」

と樋口さん。

(2)想像以上にデリケートな作物
ズッキーニは、実は想像以上にとてもデリケートな野菜で、皮が軟らかいためにちょっとした

ことで傷つきやすく、収穫、箱詰め共にとても丁寧におこなわれ、その後も気を使った取り扱

いが要求されます。またヨーロッパなどではとくに花のついたズッキーニが、より新鮮なもの

として好まれるとか。味に癖が無く、蒸しても、茹でても、焼いても、揚げても、煮込んでも、

さっと火を通しても、美味しい食べ方はあなたのアイデア次第。夏が終わるまでに、ズッキー

ニの新しい世界を発見してみてください。そしてズッキーニの食べ方を知って、食べてもらっ

て、いつか日本全国で毎日普通に食べるような野菜にしたいと語っていました。

 

是非、常総市のズッキーニをご賞味あれ!

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茨城味自慢:茨城ブランドの「奥久慈卵」「穂の香卵」をご賞味あれ!

2022-10-14 07:28:53 | 日記

`

TKG(たまごかけご飯)専門店が10年ほど前から、都会の主要駅前に次々とオープンして、

ニュースになりました。今や、かなり定着しており家庭の食卓から飛び出して、街の顔と

してもその存在感を示しています。今のTKGは卵・米・醤油を三位一体で味わう料理に昇

華している感ありです。ある方はマリアージュ(組み合わせの妙)を楽しむ料理だといい

ます。昔を知る私にはとても料理とは思えませんが、このTKGの火付け役が高級卵たちで

す。最高峰といわれている埼玉県秩父市アクアファームの最高級卵「輝」の値段は、1個

で650円というのだから驚きです!TKGで食べるのでしょうかね?このブームに触発され

て各地の養鶏場では、差別化された飼育方法で生み出されるブランド卵作りに生き残りを

かけています。当然ながら三位一体の一翼を担う醤油もTKG専用醤油として新製品開発が

激しいですし、お米でもTKG専用のササニシキの田んぼまでもあるそうです。TKGが持つ

私のイメージは、昔からある日本食の「ファーストフード」です。当然、ニュースに上る

話題にはなり得ませんでしたが、この突如のニュースに取り上げられインパクトのある復

活には驚きを隠せません。今回は茨城県が誇るブランド卵、濃厚な旨味の「奥久慈卵」、

そして、米が主食の卵「穂の香卵」の紹介です。是非、TKGで味わっていただきたいです。

 

<世界の鶏卵事情>

1.たまごの消費量世界ランキング:1位はメキシコ(年間消費量352個/人)、2位マレー

    シア(343個)、3位日本(329個)。メキシコ人にとってたまごは主食の一つです。

   トルティーヤの上にたまごとサルサをのせて煮込んだ「ウエボス・ランチェロス」

   などが有名。マレーシアでは、目玉焼きがのった「ナシゴレン」、たまご麺を使っ

   た「ミーゴレン」などが有名です。

2.たまごの生産量世界一の国ランキング:1位中国(28,453,871t)、2位アメリカ

   (6,706,770t)、3位インド(5,775,000t)。人口と生産量は比例していますね。

    日本は7位です。世界各国で多くのたまごが生産されていますが、意外な事に海

    外ではたまごを生で食べる文化がないようです。なぜなら、海外では衛生管理

    施設が日本ほど整っておらず、加熱調理前前提で販売されているからです。朝

    食の定番であるTKGも、徹底した殺菌・洗浄で衛生管理を行っているから食べら

    れるのです。ぜひ日本に住む特権として味わって食べたいですね!

 

<茨城県は鶏卵生産量日本一>

TKGが人々から受け入れられた理由に、外食してでも食べたくなる高級卵の存在がありま

す。昔は長距離輸送に向かない商品の代表が卵でしたから、養鶏場は消費先である大都市

の周辺に点在しているという特徴があります。結果として、独占的な大養鶏場は存在しま

せん。各地の地域環境に根差した個性的なブランド卵があるのは、こうした事情もあるの

です。ですから、「○○さんちの卵」を含めたら、ブランド卵は養鶏場の数ほどあります。

こうした背景の中で、茨城県は古くから養鶏業が盛んな県で「鶏卵」の生産量は日本一

(シェア7.9%)を誇ります。2位千葉県(6.7%)、3位鹿児島県(6.5%)です。

 

<ブランド卵のカテゴリ>

(1)業界内で「特殊卵」と呼ばれている、いわゆる栄養強化卵(ヨード卵、DHA卵、

    ビタミン強化卵など)
(2)鶏の飼育の仕方(放し飼い、有精卵など)やエサ(自家配合飼料など)で差別化

    しているもの
(3) 例えば、「○○さんちのたまご」など、名称での差別化

(4)SE(サルモネラ)対策済みなどの安全性を打ち出して差別化を図ったもの

 

納得の分類分けですね。市販されている普及品の卵自体で十分な栄養価を持っています

から、そこへ追加的な栄養価を高めただけでは、望む価格設定では購入はしてもらえな

いでしょうね。「奥久慈卵」と「穂の香卵」はこの壁を超えて、購入したくなる魅力あ

る卵たちなのです。この卵たちは「輝」のような超高額な卵ではなく、チョッピリ値段

が高いけど、普及品狙いの卵ですから安心してください。

 

<高級卵が支持される理由>

高級卵と普及品の卵との違いは、「育てる環境」と「エサ」へのコストのかけ方の差に

あります。鶏の種類の差は卵の栄養価で評価すれば、どれも必要十分量を満たしていま

すから、栄養価には大差はありません。ではなぜ、1パック数千円もする「高級卵」が、

入荷を待ちきれない人が出るほどの人気があるのでしょうか。実は、見た目に異なる点

がたくさんあります。高級卵の黄身は赤みがかったオレンジ色をしており、普及品の卵

よりも大きめです。また、形のしっかりとした黄身は、手や箸でつかめるだけの十分な

弾力があります。また、黄身は濃厚で、甘味だけではなく香ばしさも感じることができ

ると言います。すなわち「卵の色」「形」「弾力」そして「味わい」に価値を認めてい

るということだと思います。人気の背景にはコロナ禍の自粛生活で「ちょっぴり贅沢」

を求めているご家庭があるということでしょうね。

 

<卵の豆知識>

1.卵の栄養・効能:卵は「完全栄養食品」と呼ばれ、ビタミンC食物繊維以外のほ

   とんどの栄養素をバランスよく含んでいます。とくにタンパク質の供給源として

   重要で、必須アミノ酸バランスが非常によく、タンパク質の代謝に必要なビタミンB6

   などのビタミンも含んでいるため、体への吸収率も優れ、全卵の場合では消化率

   が97%もあります。脂質は、オレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、リノー

   ル酸の順で多く含まれます。卵黄には、脂溶性ビタミンのビタミンADEK

   多く、人体に必要なミネラルもバランスよく含んでいます。このほか、ニワトリ

   にヨードやDHA、ビタミンなどを配合した飼料を与え、これらの栄養素を強化した

   卵も販売されています。

2.赤い(茶色)殻の卵と白い殻の卵:殻の色の差=栄養の差ではありません。親鶏の色

   が殻の色に反映されているだけです。一般的に、茶色い羽のニワトリの方が、白い

   羽のニワトリに比べて身体が大きいのです。そのため、餌を食べる量も多くなり、

   よりコストがかかってしまうため、茶色い卵のほうが高くなるのだとか。

3.黄身の色が濃ければ濃いほど、栄養価が高くていい卵?:黄身の色はエサの色によっ

   て決まるので、栄養価とは連動しません。卵の黄色に影響するのはトウモロコシに

   含まれるカロチノイド色素ですが、その色素は弱く、濃い色を出すためにパプリカ

   粉末やマリーゴールド、唐辛子などを添加しているところもあります。これは消費

   者の受け狙いですね。

4.普及品卵と高級卵の違い:普及品を生むニワトリの飼育ゲージは狭く、まるでニワトリ

   を「卵を産ませる機械」のように扱っていますが、「高級卵」と呼ばれる価格帯の卵

   は、ニワトリをのびのびとした環境で育てているところが多いです。要は環境作りと

   エサ代に経費が掛かるから高価になるのです。

5.鮮度は産卵日で見分ける:賞味期限だけでなく、産卵日も記載してある卵がおススメ

   です。卵のパックには、「賞味期限」「パック日」「産卵日」が書かれていると思い

   ますが、鮮度を見るのは産卵日です。

 

<一流店が認める、濃厚な旨味「奥久慈卵」>

「奥久慈卵」は常陸大宮市で生産されている茨城における鶏卵のトップブランドです。ひ

たち農園では「農家の庭先で飼われていたニワトリが産んだ卵を蘇らせたい」という思い

から、ニワトリにストレスを与えない環境づくりとして、事務所や鶏舎内への人の立ち入

りは制限を設けるなど、飼育環境に細心の注意をはらっています。そして、奥久慈卵は100

%天然のものだけを食べて育ちます。その飼料の中身も海藻や魚粉などを含んでいるので

鶏そのものが健康です。また鶏たちは奥久慈から湧き出るミネラル豊富な天然水を飲んで

います。良いものを食べて良い環境で育つからこそ美味しい卵を産む鶏になるのです。こ

うした飼育環境によって、安心・こだわりの「奥久慈卵」はブランド力を高めています。

他にも、おいしいたまごは鮮度が命。産みたてのたまごは専用レーンを通って、敷地内の

GP(グレーディング・パッキング)センターへ直行。卵はキレイに洗卵され、ひび割れな

どの異常がないか、黄身の色や高さは充分か、など何項目もの厳しい品質チェックをクリ

アして選別されます。

 

<「奥久慈卵」は築地で一番売れている卵>

「奥久慈卵」は常陸大宮認証特産品に指定されています。ハリのある白身に色の濃い黄身

がプリッと盛り上がり、コクのある味わいが特徴です。“ふるさとの卵”がキャッチフレーズ

の「奥久慈卵」は約65%が県外で消費されると言われ、“コクがあって臭みが少ない”、“味が

濃厚で黄身が濃い”という評判から、都内の一流寿司店やスイーツショップなど、美味しさ

に敏感な名店に多く選ばれています。今ではご家庭でも、すき焼きや親子丼、ケーキ生地、

卵かけご飯などと、様々な料理に活用されています。

〔エコパック10個入り〕380円(税込み)

 

<お米で育てた鶏が産む、優しい色の黄身「ひたち野 穂の香卵」>

水戸市に隣接する茨城町の(株)小幡畜産が提供する、「ひたち野 穂の香卵」を産み出す

ニワトリのエサには、通常ニワトリの主食となるトウモロコシ原料は含まれていません。

そっくりお米に代えていますので、穂の香卵は飼料自給率約80%のエサで生まれたお米

そだちの卵です。エサに使われているお米は年間約120t、田んぼの面積にして約20万㎡。

これは東京ドーム約4個分に相当します。日本の田んぼを守る強い味方です。輸入飼料で

成り立つ日本の畜産。養鶏でいえば、卵そのものの自給率は95%ですが、エサの自給率

(飼料自給率)は13%程度しかありません。でも、こんなふうに輸入飼料に頼らず、国内

の稲作&鶏卵農家が協力し合うサイクルを「循環型農業」といい、最終的に私たちが卵を食べ

ることで食料自給率と穀物飼料自給率向上にもつながる仕組みになっています。飼い方は1段

ゲージの過密でない空間環境で、太陽の光が差し込み風が通る開放型鶏舎で飼育しています。

 

<「穂の香卵」は味も香りもさっぱり爽やか>

国産米をエサに育ったニワトリの卵「穂の香卵」の黄身は、淡いレモンイエローです。見慣

れないとおいしそうに見えないかもしれません。卵は黄身の色が濃いほど上等と思われがち

ですが、黄身の色は、親鶏のエサによって変わります。「穂の香卵」は動物性の飼料をあた

えていないため、さらりとした食感で、味わいも香りもすっきりと仕上がっています。これ

らの魅力を堪能するには、TKGが一番。また、黄身の色が薄いので、スポンジケーキやクリ

ーム、オムレツなどにすると美しく仕上がります。

〔エコパック10個入り〕299円(税込み)

 

奥久慈卵を生産する(株)ひたち農園は、きめ細かな品質管理に定評があります。そして、

ひたち野 穂の香卵は10個食べると畳一畳分の水田が守られることになるそうです。

 

是非、茨城のブランド卵の価値を納得されてご賞味あれ!

 

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茨城味自慢:茨城県こだわりの特別栽培米をご賞味あれ!

2022-10-03 07:06:10 | 日記

 

特別栽培米をご存知ですか。特別栽培米とは、節減対象農薬や化学肥料を慣行レベルの

5割以下で育てたお米。対して有機栽培米は有機JAS規格に認定されたお米となります。

袋に表示されています。食の安全性という観点から特別栽培米を購入している方も多い

です。茨城県は米どころ、全国第5位、関東では第1位の米の生産地です。現在の県内の

主力は「コシヒカリ」。炊き立てのご飯はツヤ、コシ、粘りというおいしいお米の要素

をすべて兼ね備えています。新潟県に次ぐコシヒカリの生産量第2位です。コシヒカリ

の他には「あきたこまち」「ミルキークイーン」が定番品種となっています。しかし、

いつまでもこうした定番品種に頼っていては、温暖化や消費者ニーズの変化などの将来

展望に適応していけません。こうした背景から、茨城県では独自に開発したポスト・

コシヒカリの品種として、特別栽培米の育成に力を注いでいます。今回は茨城県が市場

の厳しい評価を受けている特別栽培米を紹介します。

 

<ブランド米の王様・コシヒカリ>

日本ではコシヒカリがブランド米の頂点にいます。作付け面積は、1979年から30年以上

にわたり、第1位に君臨し続け、コシヒカリという銘柄を知らない日本人はいないでしょ

う。2019年も、作付割合が33.9%でダントツの1位の品種です。コシヒカリは、1944年に

新潟県で「農林22号」と「農林1号」を交配させて誕生した稲がもとになっています。

実は日本で栽培されている稲は、コシヒカリとその子どもや孫、ひ孫といった関係の品

種がほとんどです。例えば、作付面積が2位の「ひとめぼれ」9.4%、3位の「ヒノヒカリ」

8.4%、4位の「あきたこまち」6.7%、さらに10位に入っている品種の大半が、すべてコ

シヒカリ一族です。コシヒカリの風味を生かしつつ、各地の風土に合った品種へと改良

されたものなのです。血統を重んじるサラブレッドの育成と似ていますね。

 

<コシヒカリ一族の独占時代から群雄割拠の品種時代へ>

茨城県では作付けされた稲の8割がコシヒカリですが、他府県ではコシヒカリがトップの

作付けばかりではありません。このことは、コシヒカリには地域適合性があることを示

しています。それを「見える化」したのが「米の食味ランキング」です。これは50年の

歴史を有する、米のおいしさを産地ごとに評価するランキングで、日本穀物検定協会が

主催し、白飯の「外観・香り・味・粘り・硬さ・総合評価」の6項目について、「複数

産地コシヒカリのブレンド」を基準米に、これと試験対象産地品種を比較評価する「相

対法」によって実施しています。基準米と同等なものを「A'」、良好なものを「A」、

特に良好なものを「特A」、やや劣るものを「B」、劣るものを「B'」とランクづけして

います。ランキングは米を実際に食べて審査する「食味官能試験」をもとに作っています。

令和元年産米食味ランキング「ランク特A」は54銘柄でした。やはり、コシヒカリが全

国的に強いですが、実は産地によって評価が違うのです。コシヒカリならどの地域で栽

培しても特Aというわけにはいかないのです。これまで、東北や北陸のお米の評価が高

く、品種もコシヒカリ一族が独占の力を誇示していました。しかし今、北は北海道、南

は中国、四国、九州などから、多彩な新品種が続々「特A」に選ばれています。例えば、

北海道は「ななつぼし」が2010年産米から10年連続、「ゆめぴりか」は11年産米から

9年連続で特Aを獲得し、高い評価を得ています。ゆめぴりかはANAのファーストクラス

にも採用されたお米です。地球温暖化を背景に、高温に強い新品種を続々と誕生させて

いるのは、中国、四国、九州の銘柄です。九州地方は佐賀の「夢しずく」「さがびより」、

長崎の「にこまる」、鹿児島県県北の「あきほなみ」が昨年に続き特Aを獲得。熊本県北

「森のくまさん」は、Aから特Aになりました。「にこまる」は、長崎県以外の静岡(西部)

・愛媛でも特Aを受賞しており、比較的温暖な地域で栽培される米としての能力が高いよ

うです。関東でも、栃木県の「とちぎの星」は、令和元年の即位の式典の際に、皇室への

「大嘗祭献上米」となりました。このお米も、3年連続で特Aを得ています。こうした現状

に、絶対人気のコシヒカリの栽培にあぐらをかいていた茨城県も危機感を持ち、ポスト・

コシヒカリとして次世代へ引き継ぐ新品種育成への挑戦が始まっているのです。

 

<お米の豆知識>

1.お米の栄養:

(1)ご飯の中には 栄養がいっぱい:ご飯の主成分である糖質は、脂質や たんぱく質よ

    り早くエネルギーになる 効果的な栄養源です。 そして、ご飯はパンやめん類よ

    りも低 カロリーなのに腹もちがよいダイエット食です。

(2)ご飯が太りにくいのは粒のまま食べるから:ご飯は粒のまま食べるため消化、吸

    収がゆっくりで、食後の血糖値の急上昇を抑えられます。

(3)しっかりごはんを食べて便秘を解消:ご飯のでんぷんは食物繊維と同じ働きをし

    便通をうながします。

2.お米の賞味期限:

(1)お米は生きて呼吸しています:お米は、生鮮野菜などと同様に呼吸しています。

    お米を買う時は、精米した年月日を確かめ、精米後の期間が短いものを選びま

    しょう。 ※精米日は購入された米袋に記載されています

(2) 家庭での精米の保存期間 :精米したお米の賞味期限は季節によって変わります。

    お米が収穫される秋口から翌年の3月頃まではお米の鮮度もよく気温も低いの

    で、約2ヶ月。春頃には気温が上がってくるので、約1ヶ月。さらに気温が上が

    り盛夏を迎えると約15日と、気温が上がるにつれ賞味期限は短くなります。

    ですから、秋冬は約2ヶ月、夏は約半月で食べきれる量を目安に購入しましょう。

    そして、温度が低く、湿気が少ない暗い場所が適しているため、家庭では冷蔵

    庫に保存することをおすすめします。

 

                ― 休憩 ―

 

<炊飯器で炊く一番基本的なご飯の炊き方>

洗米:お米をとぐ際は、ゴシゴシとぎすぎると、お米が割れてしまい、炊き上がりがべた

   つく原因となってしまいます。精米技術が進んだこともあり、米粒表面の酸化した

   部分や付着しているヌカだけを落とす程度で十分です。ですから、ゴシゴシ研ぐと

   いうよりも、たっぷりの水でさっと洗うようにします。米と米を擦り合わせるよう

   に研ぐ必要はないのです。

水加減:基本的には炊飯器の目盛り通りの水量ですが、柔らかめ、固めはお好みで水加減

    をしてください。また、新米は古米に比べて水分量が多いので、若干水を少なめ

    にします。逆に無洗米の場合は、通常の1割増し位の水が適量です。

吸水:最低でも、夏30分、冬2時間程度は吸水させるようにしましょう。この吸水時間で

   炊きあがりにかなり差が出ます。でも吸水時間が長ければ長いほど良いというもの

   ではありませんのでご注意を。もしどうしても洗ってすぐに炊かなければならない

   場合は、水ではなくぬるま湯に米を浸して炊いてください。

炊飯:炊飯器で炊く場合はスイッチを押すだけですから特に注意する点は無いと思います。

   タイマー炊飯などの場合は、吸水時間が長くなりすぎないように注意してください。

   炊飯が終わったらすぐに蓋を開けずに10~15分程度蒸らし、その後しゃもじで釜の

   底から返すようにご飯をさっくりと混ぜます。

 

              ― 再開 ―

 

<茨城県の特別栽培米>

特別栽培米には定義があり、農林水産省が策定した「特別栽培農産物に係る表示ガイド

ライン」に沿って栽培されたお米を指します。米の品種改良では安心・安全の付加価値

が大きなセールス・ポイントになっています。日本では交配育種法で新品種を誕生させ

ています。昭和に入ってから国や都道府県の農業試験場で改良された品種は800種を超え、

うち270種が全国で栽培されています。関東一の米どころの自負をかけて取り組み育成し

た、茨城県生まれの品種を紹介します。これらは特別栽培米として栽培されて市場に出

ています。

 

<茨城県が育成したオリジナナル米>

1.大粒品種として期待されている「ふくまる」

   ふっくら炊けば、大粒のおいしさがふくらむ「ふくまる」の最大の特徴は、その

   ふくよかさと、大きな粒にあります。毎日の食事はもちろん、お弁当やおにぎり

   にもぴったり。平成26年に誕生しました。高温耐性に優れた「ふさおとめ」と粒

   の大きな「ひたち20号」から生まれた早生品種で、「コシヒカリ」より7~10日

   程度収穫期を早く迎えます。「ふくまる」はふくよかで、冷めても美味しいこと

   から、寿司、弁当やおにぎりにもぴったり。「ふくまる」はつくばみらい市・取

   手市・守谷市の県南地域が栽培の中心地で、ここでは大手回転寿司チェーンのス

   シロー向けに全量出荷していますが、出荷量の拡大の要望に応じて産地では、面

   積拡大、収量確保、産地PR、消費拡大等に取り組んでいます。現在、魚沼産コ

   シヒカリを抑えて、シンガポールに輸出されています。

2.毎日味わいたい、もちもち食感の「一番星」

   「あきたこまち」に代わる品種として、平成26年度に茨城県の認定品種として採用

   されています。県南・鹿行地域を中心に栽培されています。この早場米栽培地帯で

   は「あきたこまち」が作付けされてきました。しかし、一部の地域では無理な早刈

   りによる青米の混入や、成熟期が高温期にあたることから白未熟粒や黒点米などの

   発生による品質の低下が問題となっていました。そのため、「あきたこまち」より

   早く成熟し、高温下でも品質に優れる極早生品種が強く要望され、これらの特徴を

   兼ね備えた水稲新品種として「一番星」が育成されました。極早生品種「一番星」

   は、8月中旬には新米として味わうことができるお米です。新米をいち早く食べたい

   という方に人気です。食味については、粘り気がやや強く、大粒でもちもちとした

   弾力のある食感を実現しています。冷めても美味しいので、おにぎりにも向いてい

   ます。

3.食べる人の夢、作る人の夢「ゆめひたち」

   「ゆめひたち」が育成された平成9年当時の茨城県の中生品種は、良食味米の「コ

   シヒカリ」と「キヌヒカリ」が主力でした。しかし、「コシヒカリ」は倒伏しやす

   い、「キヌヒカリ」は穂発芽しやすい等の欠点があり、それらの改良が求められて

   いました。そこで、倒伏しにくく栽培しやすい良質・良食味品種の育成をねらいに

   して育種を進めて、10年かけて育成したのが「ゆめひたち」です。コシヒカリの粘

   りとササニシキの柔らかさをあわせ持つ食感です。県内各地で広く栽培されています。

4.飯米品種の両親から生まれた、酒造好適米「ひたち錦」

   「岐系89号」は蛋白質含量が低く、飯米品種としては玄米に心白が出やすいという特

   性を持っていました。また、「月の光」の粒は並で、光沢が良く、透明度の高い品種

   でした。「この組み合わせから酒米ができないだろうか?」という期待を持ち、両親

   の優れた特性を上手に生かして従来の酒米に比べて栽培特性を向上させることができ

   たのが、「ひたち錦」です。酒米として利用する以外に、ご飯として食べることもで

   きます。さらに、おかゆにすると雑味がなくさっぱりとした味わいになります。

   「ひたち錦」を原材料とした日本酒「ピュア茨城」は、透明感の高いすっきりとした

   味に仕上がります。(2月10日の「茨城味自慢」で紹介しました)

 

茨城県では国内需要の低迷を海外進出で打破しようと「コメ海外市場拡大戦略プロ ジェク

ト」を立ち上げました。この中で、「多収品種の導入とコスト削減で価格競争力をつける」

がキーポイントとしてあげられています。今回紹介したオリジナル米もこうした将来展望

を見据えた開発途上の位置づけにあります。品種改良にまだ終わりはないのです。

 

皆さん、美味しく、安心安全を追及している茨城県産の特別栽培米をご賞味あれ!

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