すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

崖っぷち犬に思う

2006-11-23 20:20:51 | ひとりごと
 先日久々に徳島の話題が全国で流れた。ご存じ「崖っぷち犬」である。幸い救助され、里親も見つかりそうだという。
 しかし、思うのである。徳島は恥ずかしながら「殺処分ワースト1」の県ではなかったか?お前は運が良かったなあ・・・。上で鳴いてる仲間はきっと捕まれば容赦なく保健所行き。お前は全国の人が見守っていたから、そうするわけにもいかない。65万円だかのお金も使ったしね。
 何十件も「里親希望」の電話があったというが、半分冷やかしとしても、残りのその優しい皆さん、どうか、この子を飼えなかったら、他の犬を貰ってください!と言いたい。死の恐怖に怯える犬はたくさんいるのだから。
 そして、「崖っぷち犬」をかわいそうと思うのなら、どうか「野良犬」を増やさないで欲しい。節度と責任ある飼い方をして欲しい。
 私の友人は何度も子犬や子猫を拾っては「里親」を探してきた。心の傷が深すぎて、里親に出せない子もいた。その子は結局彼女が飼っているが、動物好きな私でさえ寄せ付けない。それほど、悲しい過去があったのだ。
 うちの子供たちも(犬、猫)捨て子である。でも、一軒で救える動物の数は知れている。だから、捨てないで欲しい。増やさないで欲しい。殺さないで欲しい。
 捨てるとき、保健所で殺される姿を考えて欲しい。家族揃って自分のする残酷な顛末を観て欲しい。
 早く日本一動物に優しい県として認識される、徳島になりたい。
コメント (4)
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