職場の上司に恵まれないのは、何も私だけではないだろう。しかし、これほど馬鹿馬鹿しい職場も珍しい。腹立たしい話は山ほどあるが、今あきれているのはヘルパー主任である。
彼女が何故主任なのかは全く持ってなぞである。決して仕事が出来るというわけではない。主婦なのだから勿論ヘルパーの仕事は出来る。ただ、他の人と比べて段取りがいいとも思えない。物腰が柔らかいので、お年寄りには感じいい人だと思っていたが、家の父は苦手だったので彼女の人柄を見抜いていたのかもしれない。
今度新しい施設長が来た。実質実権を握っている腹黒い狸は、いつでも昼行灯の天下りを座らせて邪魔しないようにしてきた。しかし今回の人は、結構やる気になっていたので初めはちょっと期待した。ところが彼が気になるのは「儲け」であった。
営業努力をしろ・・・と言われても、福祉の現場で必要ないサービスは削減し「自立支援」を目指すのが当然だ。そこが分かっていない。それなのに、それにヘルパー主任が迎合した。いや、違うな・・・。彼女自身も感化されてしまったという方が正しい。
とにかく身体介護を取りたいと必死にケアマネに言う。在宅生活の人に、顔まで拭いてあげて時間をかけようとする。そして
「本人が希望しているのにしてあげるのが当たり前」
と詭弁を言う。
「自分で出来ることをしてしまうと出来なくなる。自分で出来なくなると一人で暮らせなくなる」
という説明が理解できない。
そして、他の事業所からどう言われたのかは定かでないが、夫婦間ではあるがご主人のサービス提供を、奥さんにつけて請求したと言う。これはもはや詐欺である。それをうちのケアマネが指摘しても全く悪いと思っていない。
上司が時間の無駄を指摘すれば無理矢理新しい顧客を詰め込む。そこじゃなくてシフトの組み方を工夫すればいいのに・・・と部下は思っているが言えない。親の介護をしてるヘルパーが休みを取りたくても、取ってしまうとシフトが回らないので、せめて・・・と半日だけでも仕事をすると
「半日なんて、仕事してないのと同じ」
と言い捨て、
「何で休みがいるの?」
と今更なことを聞く。交互に入院する両親を女一人で介護していることは、かなり前からみんな知っている。
挙句に顧客を入れすぎたからと、必要なサービスを削減するように言い出したり、
「一人雇ってほしい」
なんて本末転倒な馬鹿なことを平気で言う。ここまで来ると笑い話だが、利用者の事を思ったら笑えない。
しかも、介護で休みを取りかねているヘルパーに「仕事してないのと同じ」と言った彼女は、ご主人が市議会議員に立候補したからと、平気で半月近く休んだ。
それよりも許せないのは、今回仕事中にヘルパーで訪問した先で「選挙活動」をしていたということが分かった事だ。しかも他のヘルパーからも「宣伝」させていた。
「世話になっているヘルパーさんに言われて・・・辛かった」
と利用者から話があったのだ。
あきれ返って物が言えない。選挙はデリケートな問題なので、訪問先では話題にしない。稀に話題にする利用者がいると
「みなさん頑張ってほしいですね」
と誤魔化す。みんなそうやって気をつけているのだ。
そしてそんな彼女は部下にこう言ったらしい。
「すずしろさんたちは(私や同僚のケアマネや介護しているヘルパー)結婚してないから、人の心が分からない。だから何を偉そうに言っても、聞き流してるの。」
もはや人間ではない人に「人の心がない」と言われた私たちは相当なものだ。随分見下されたものである。
これらのことは、うちのケアマネ(所長)が上司に報告する予定だが、彼女も狸の親戚であり、たいした問題にはならないかもしれない。
馬鹿馬鹿しい。全く持って馬鹿馬鹿しい。
彼女が何故主任なのかは全く持ってなぞである。決して仕事が出来るというわけではない。主婦なのだから勿論ヘルパーの仕事は出来る。ただ、他の人と比べて段取りがいいとも思えない。物腰が柔らかいので、お年寄りには感じいい人だと思っていたが、家の父は苦手だったので彼女の人柄を見抜いていたのかもしれない。
今度新しい施設長が来た。実質実権を握っている腹黒い狸は、いつでも昼行灯の天下りを座らせて邪魔しないようにしてきた。しかし今回の人は、結構やる気になっていたので初めはちょっと期待した。ところが彼が気になるのは「儲け」であった。
営業努力をしろ・・・と言われても、福祉の現場で必要ないサービスは削減し「自立支援」を目指すのが当然だ。そこが分かっていない。それなのに、それにヘルパー主任が迎合した。いや、違うな・・・。彼女自身も感化されてしまったという方が正しい。
とにかく身体介護を取りたいと必死にケアマネに言う。在宅生活の人に、顔まで拭いてあげて時間をかけようとする。そして
「本人が希望しているのにしてあげるのが当たり前」
と詭弁を言う。
「自分で出来ることをしてしまうと出来なくなる。自分で出来なくなると一人で暮らせなくなる」
という説明が理解できない。
そして、他の事業所からどう言われたのかは定かでないが、夫婦間ではあるがご主人のサービス提供を、奥さんにつけて請求したと言う。これはもはや詐欺である。それをうちのケアマネが指摘しても全く悪いと思っていない。
上司が時間の無駄を指摘すれば無理矢理新しい顧客を詰め込む。そこじゃなくてシフトの組み方を工夫すればいいのに・・・と部下は思っているが言えない。親の介護をしてるヘルパーが休みを取りたくても、取ってしまうとシフトが回らないので、せめて・・・と半日だけでも仕事をすると
「半日なんて、仕事してないのと同じ」
と言い捨て、
「何で休みがいるの?」
と今更なことを聞く。交互に入院する両親を女一人で介護していることは、かなり前からみんな知っている。
挙句に顧客を入れすぎたからと、必要なサービスを削減するように言い出したり、
「一人雇ってほしい」
なんて本末転倒な馬鹿なことを平気で言う。ここまで来ると笑い話だが、利用者の事を思ったら笑えない。
しかも、介護で休みを取りかねているヘルパーに「仕事してないのと同じ」と言った彼女は、ご主人が市議会議員に立候補したからと、平気で半月近く休んだ。
それよりも許せないのは、今回仕事中にヘルパーで訪問した先で「選挙活動」をしていたということが分かった事だ。しかも他のヘルパーからも「宣伝」させていた。
「世話になっているヘルパーさんに言われて・・・辛かった」
と利用者から話があったのだ。
あきれ返って物が言えない。選挙はデリケートな問題なので、訪問先では話題にしない。稀に話題にする利用者がいると
「みなさん頑張ってほしいですね」
と誤魔化す。みんなそうやって気をつけているのだ。
そしてそんな彼女は部下にこう言ったらしい。
「すずしろさんたちは(私や同僚のケアマネや介護しているヘルパー)結婚してないから、人の心が分からない。だから何を偉そうに言っても、聞き流してるの。」
もはや人間ではない人に「人の心がない」と言われた私たちは相当なものだ。随分見下されたものである。
これらのことは、うちのケアマネ(所長)が上司に報告する予定だが、彼女も狸の親戚であり、たいした問題にはならないかもしれない。
馬鹿馬鹿しい。全く持って馬鹿馬鹿しい。