すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

二週間ぶりのシャンプー

2014-03-16 19:40:00 | ひとりごと
入院して、何が不自由かと言って、とにかく寝たきりなので、お風呂に入れないのが辛い。
顔は毎朝蒸しタオルをくれるが、やはり洗いたい。身体は二日に一度は拭いてくれるが、やはり流したい。
痛みがましになってから、手を洗面器で洗い流したら、恐ろしく垢がよれた。
有り難い事に、陰部は毎日洗い流してくれるが、逆に清拭も洗浄も届かない、お尻とお腹が問題だ。
だから、痛みが大分治まってきたので、友人に準備してもらい、何とか自分で拭いている。
そして頭は、ドライシャンプーを何度かしたが、ヘルメットみたいになって爽快感があったのは、初日だけだった。
だから、今日は看護師さんに許可を貰って、思いきってシャンプーした。
勿論、看護師さんがしてくれるとは言っていたが、忙しいのは分かっているし、友人に手伝ってもらう事にした。
ビニールやタオルを敷き詰めて、その上に紙おむつ。初めは洗面器を頭の下に入れて流した。
それからシャンプー。流した初めのお湯は、かなり汚れていたらしい。
紙おむつはかなり水分を吸収するので、どこも濡らすことなく無事に洗髪出来た。
実に二週間ぶりのシャンプー。爽快感が半端なかった。
日常生活の有り難さが身に染みた。
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留守宅のパーティー

2014-03-16 03:21:36 | ひとりごと
キヨちゃんとくりりんの気晴らしに、親友二人が家族連れで食事会を計画してくれた。
キヨちゃんには、
「おばちゃんの煮物も、久しぶりに食べたいな。」
と、上手に甘えてくれた。
さらに、キヨちゃんと二人では、どうしてもたんぱく質が足りないくりりんに、ハンバーグや肉じゃがを作ってくれた。
久しぶりの来客に、キヨちゃんも張り切って調理。
仕事がはけた三家族は、賑やかにパーティーを楽しんだ。
親友ナースの幼子は、ハイテンションではしゃぎ、孫のいないキヨちゃんを大いに楽しませた。
くりりんにもなついて、
「頭を撫で上げちゃあ、ジイチャンジイチャンってなあ、笑ったわ。」
とは翌日のキヨちゃんの電話。
父親と六歳しか違わないのに、可哀想な話であるが、孫がいても不思議ではない年だから仕方ない。
またくりりんにしても、ナースの御主人がいてくれたお蔭で、男同士のお酒も飲めたようだ。
「ビール僕だけでも2リットル位飲んだかも。」
と、くりりんも翌日楽しそうに語った。
ありがとう。本当にいい骨休めになったようだ。
「すずちゃんが退院したら、もっと盛大にしようね。」
友人二人はそう言ってくれた。
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