すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

クリスマスまでもう少し

2016-12-20 20:58:16 | ひとりごと
 私もくりりんも、このクリスマスシーズンが大好きだ。とは言え、くりりんはどうか知らないが、私はクリスマスに決していい思い出は無い。
 まず子供の頃、サンタさんは絶対いると信じていた頃、クリスマスの翌日に、
 「昨夜サンタさんが来て、今年は本を貰った。」
 「私はおもちゃ。」
なんて幸せな会話に入る事は出来なかった。何故なら、うちはクリスマスはキヨちゃんがケーキを買ってくれる日で、キヨちゃんが何かしらプレゼントをくれる日で、父が「キリストの葬式」と思いこんでいた日だからだ。
 まだ、ばあやんが生きていた頃、うちのかまどの細い煙突を観ながら、
 「ばあちゃん、うちの煙突が細いけん、サンタさん来んのかなあ?」
と言ったものだ。当然、サンタさんの来ない私を不憫に思うキヨちゃんが何かしらくれるのだと解釈していた(ちっとは空気読めよキヨちゃん!)。
 そして、学生時代。クリスマスを過ごす相手がいた訳でもなく、
 「今夜はね~。ケーキとシャンパンと、ステーキを小さいけど焼くの~。」
なんて、幸せそうな話をする友人に、
 「今日(クリスマスイブ)何かあるん?」
と聞いてドン引きされた悲しい過去がある。
 友人と連れ立ってめかしこんで、レストラン主催のパーティーに行けば、それなりに楽しかったが、何だってくじ引きで季節外れの「タケノコ」(しかも食べられほど成長した、もはや竹に近い)が当たる?ベルベットのワンピースに赤いパンプス。これにタケノコ背負って帰れってか?
 ただ、この美味しい事件は、店のオーナーの計らいでワインに替えてもらったっけ。まあ、タケノコでも「おいしかった」けど…ネタ的には。
 くりりんと出会って、やっとクリスマスらしいクリスマスが出来るようになったが、これが忙しくてなかなか出来なくなっている。
 それでも、何だかこの季節は大好きだ。何でかなあ・・・、仏教徒なのにね。

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コメント (4)
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