すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

休みで良かったと思ったり、後ろめたかったり。

2018-07-07 08:43:55 | うちのキヨちゃん
 昨日も大雨だった。どうしても相手方の都合で延期出来なかった訪問以外は、デスクワークで過ごしたが、国道も川のようで恐ろしかった。
 ヘルパーさんも訪問できない場所のフォローに忙しかった。訪問できない場合を想定して、事前にしておくこともある。それでも、心配はいっぱいだ。
 途中から国道が一部通行止めになった。また他の道も土砂崩れのリスクから通行止めが始まった。
 途中キヨちゃんから留守電。大雨で心細いのだろうが、
 「今どこにおるん?」
。。。って、仕事だよ。そう言えば出掛けにも
 「今日も(こんな天気に)仕事行くんか?」
と聞いていた。小学校の休校とは訳が違うぞ。
 幸いくりりんが休みだったので電話。
 「母さん不安がってるからお茶でもして。」
 「あれ~?さっき一緒にご飯食べたのに。いいよ、お茶するわ。」
それから、くりりんはキヨちゃんとお茶にして、夕方山からの水が濁って無いかなど確認する時も声掛けてくれたらしい。
 私は私で、独居宅に電話。ヘルパーさんが入っている所はヘルパーが安否を確認してくれているが、当日訪問が無いところや、山の中の一軒家など心配は多い。大体が歩行が十分でなかったり、耳が遠かったり、目が見えなかったりである。
 ほとんどは安否確認出来た。子供さんへの連絡も出来る状態にあったが、一人は受話器が上がっている。しかも天涯孤独だ。そして、観に行こうにも通行止めだ。隣の家に電話して、観に行かなくてもいいので、様子だけ気にしていてと伝える。受話器が上がっている事も伝えた。また訪問時体調が悪そうだったと言う担当様には、家族に状態だけ連絡した。
 それから念のために市役所にも独居宅の情報を入れた。大急ぎで何とかそこまでして、18時には会社を出たのだが、戻るなりキヨちゃんの怒鳴り声。
 「ええ加減にせえ!こんな日に、仕事仕事って!どればあ心配しよるか分からんのに!」
と来た。
 心配している事は分かるのだが、本来なら出勤出来ない職員の代わりに、特養を手伝う位の事が必要な職場である。そこを何もせずに帰って来たのである。中には通行止めになるまでに帰れず、泊っている人や歩いて帰った人もいるのだ。
 なので結局大喧嘩となる。本当に仕事でストレス、家でもストレス、この仕事はしんどい。まあ、普通の会社でもそんな簡単には休めないだろうが、私が特養の勤務ならこんなどころではない。
 今日は休み。国道は通行止め。昨夜から断水。出勤出来ない職員がいるだろう。てんてこ舞いだろう。本当なら、手伝ってもいい位の状態だ。でも、休みでキヨちゃんといられてホッとしている。そして後ろめたい。

     

     

     

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コメント (2)
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