すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

ちょっとずつ、キヨちゃんも・・・。

2019-12-24 20:07:56 | うちのキヨちゃん
 最近、話の繰り返しが多い。元々無かったわけではないが、繰り返しの頻度が高く、また短い時間の間に何度も繰り返される。そして、
 「昨日こんな事があって」
と言う、「昨日の話」が2~3日続く事もある。これはちょっと心配だ。
 そして、我儘や口にブレーキがかからなくなっている。
 今日、知り合いの車が通りかかったのだが、田舎なので誰でも通りかかると会釈してくれたり、中には車を止めて声をかけてくれたりする。それがそのどちらでも無かった事に立腹し、
 「ばかやろ~!」
と怒鳴ったと言うのだ。相手に聞こえていない事を願うばかりだ。
 そして、リハビリ。これも気に入った理学療法士以外は嫌だと言い始めた。勿論、スタッフの技術の個人差はあるだろうし、合う合わないも人間だからあるだろう。しかし、キヨちゃんは進行性の病気なのだから、リハビリは必須である。地道な努力で状態を維持しているのだ。
 勿論、以前はストイックに自主トレもしていたが、今は家事すら面倒になっているキヨちゃん。スクワットや腹筋やストレッチなどするはずもない。
 ところが、指摘すると「している」と言い張る。また、
 「畑仕事も、歩くのも、草取りもリハビリじゃ。お前ら母ちゃんがどれだけ仕事しよるか知らんくせに。」
と言う。
 「だから、その好きな仕事が出来なくなる。歩けなくなるからリハビリが要るん。」
と言うと、結局拗ねて寝てしまった。
 齢90歳目前。そりゃあまあ無理も無いが、なるべく元気でいて欲しいのだ。困ったもんだ。

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コメント (3)
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