すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

今日のキヨちゃん

2020-05-07 20:49:39 | うちのキヨちゃん
 最近、落ち込み気味だったキヨちゃんだが、今日はとても頑張ったようだ。
 しかし、その分わがままも出る。
 朝は早くから畑に出た。最近は水をやるのもしんどいので、私やくりりんがする事が増えたが、今朝は身体がまずまず動いたようだ。それが証拠に、
 「ご飯欲しくない。」
が口癖になりつつあるキヨちゃん、今日は大根のサラダと塩サバ4切れを2食で平らげていた。その分、ご飯も食べていた。
 くりりんが早くからお風呂をしてくれていたので、私が帰りつく頃にはお風呂も済ませてさっぱりしていた。流石に夕飯は欲しくないと言ったので、小さいおにぎりを二つ握った。
 「今日は母ちゃん頑張ったんじゃ。」
は良かったのだが、明日のリハビリについて話をすると、
 「もう今日はびっくりした。いつもは夕方4時か5時に電話あるのに、今日は朝早くから電話がかかって、『こんな早くからびっくりするじゃないか、私はしんどい』と文句言うてやったんじゃ。」
と言う。一体看護師さんは何時に電話したのかと思えば、10時半だったと言う。それは日中である。
 そもそも、今朝は7時には起きて畑に出ていた。つまり畑から戻って疲れた~のタイミングだったので当たり散らしたのだ。気の毒な話だ。何だってこうもわがままになるものだろうか。
 そうそう、そんなキヨちゃんだが、お風呂上がりには笑わせて貰った。
 お風呂から上がって、下着姿で歩いているキヨちゃんを観ると、肌着からおっぱいが片方ぽろりしていた。なので、
 「母ちゃん、お乳出てる。」
と言うと、補聴器を外しているキヨちゃん、真顔で、
 「母ちゃん、お尻は出て無い。」
 「いや、いや、乳。」
その後も聞き間違いで頓珍漢なやり取りの後、結局そばに行って胸を指差した。自分の胸を観て大笑いしたキヨちゃんだった。


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コメント (3)
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