リュウの定期検査に行ってきた。大好きな先生の順番待ちの間、少し庭で過ごした。
こうしてみると、どこが病気なんだと言うほど元気そうだし、14歳が近い割に見た目も若い。ただ、耳が遠くなり後ろからだと触れるまで気づかない。また大きな声で呼んでも、どこで呼んでいるのか探すのは、年のせいだろうか。
筋力も落ちてジャンプできないし、高い・・・ほんのちょっと高い場所は介助がいる。すべて年のせいだけだと思えるほどだ。
けれど、確実に病気は進行している。腫瘍は徐々に大きくなっているし、肝臓の影も消えない。水分の摂り過ぎで何度もおしっこしても膀胱は満タンだ。そして血液検査のデータもどんどん、しかも急激に悪化している。
体力や年齢から精査や手術は考えていない。検査自体が全身麻酔だし、その時点で戻ってこない可能性もある。
犬はこっちの気持ちを察する。だから、いつも通りにしよう。悲しそうにしたら、きっと不安がる。そう思っていてもこみ上げてくるものがあった。
帰りの車、伏せていたリュウが途中から座って、私の肩に頭を持たせてきた。信号待ちで振り返ると、言いようのない切ない目で私を見上げていた。
「そんな眼で観んとってよ。」
そう言いながら頭を撫でた。
どこまで頑張れるかな。出来るだけの事はしてやろう。大丈夫、人間の介護も経験ある。クリの介護もくろべえの介護も経験ある。だから、大丈夫だからね、なるべくいつも通りにいようね。
ここをクリックしてお立ち寄りください。
こうしてみると、どこが病気なんだと言うほど元気そうだし、14歳が近い割に見た目も若い。ただ、耳が遠くなり後ろからだと触れるまで気づかない。また大きな声で呼んでも、どこで呼んでいるのか探すのは、年のせいだろうか。
筋力も落ちてジャンプできないし、高い・・・ほんのちょっと高い場所は介助がいる。すべて年のせいだけだと思えるほどだ。
けれど、確実に病気は進行している。腫瘍は徐々に大きくなっているし、肝臓の影も消えない。水分の摂り過ぎで何度もおしっこしても膀胱は満タンだ。そして血液検査のデータもどんどん、しかも急激に悪化している。
体力や年齢から精査や手術は考えていない。検査自体が全身麻酔だし、その時点で戻ってこない可能性もある。
犬はこっちの気持ちを察する。だから、いつも通りにしよう。悲しそうにしたら、きっと不安がる。そう思っていてもこみ上げてくるものがあった。
帰りの車、伏せていたリュウが途中から座って、私の肩に頭を持たせてきた。信号待ちで振り返ると、言いようのない切ない目で私を見上げていた。
「そんな眼で観んとってよ。」
そう言いながら頭を撫でた。
どこまで頑張れるかな。出来るだけの事はしてやろう。大丈夫、人間の介護も経験ある。クリの介護もくろべえの介護も経験ある。だから、大丈夫だからね、なるべくいつも通りにいようね。
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