すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

まけまけいっぱい

2023-05-22 13:01:36 | うちのキヨちゃん
 徳島方言に「まけまけいっぱい」と言うのがある。ある人が関東の店で、
 「ご飯、まけまけいっぱいな。」
と注文したら、
 「まけることは出来ない。」
と言われたという話がある。まあ、方言とは伝わりにくいものだ。
 まけまけとは決してサービスして欲しいとか、値引きして欲しいとか言っているわけではない。つまり、「こぼれるほど」「こぼれそうなほど沢山」入れてねって事である。例の人は大盛りのご飯を頼んだのだ。
 さて、うちのキヨちゃんであるが、どうやら水に関してはいつも「まけまけいっぱい」を基本としている。お風呂についても、くりりんが丁度いい下限の量と温度にしていても、溢れるほどいっぱいにしておいてくれる。
 ただ、これが湯が入っても水が入ってもいいわけで、量だけ見ているので後から入るものは博打である。
 「あ、今日は良い温度だね。」
と言う日はお湯が入っている。
 で、うちの畑は家の上と下にあるが、上の畑は水圧は無いが山水の水道がある。下はないので大きな桶を置いてあり、そこに水をためたり雨水が溜まっていることもあり、それを柄杓で汲んで野菜に水をやる。
 一昨日空になっていた桶に上からホースでそれこそまけまけいっぱい私が水を張った。その水を使って私が野菜に水をやったのだが、今朝歩くのもおぼつかないキヨちゃんが、ホースを引っ張って水を桶に張ろうとしているではないか。
 言っておくが桶は大変大きいので、2割ほどしか減っていない。にもかかわらず、いつでもいっぱいでないと心配なのだろう。
 まけまけいっぱいはキヨちゃんの理念かもしれない(笑)。

*リュウとくろべえのお墓も花盛り。
     


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コメント (3)
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