今日、明日はピーカンだと言うので、くりりんを送り出してから、思い切って部屋の物を全部出して天日干しした。それこそカーペットからソファーまでうんせうんせと運び出したので、大変だった。
戻ってみると親戚の姉ちゃんから着信。折り返すとおじさんから朝電話があって、何も食べていないと言うらしい。と言っても、姉ちゃんは昨日戻ったばかりだ。おじさんもおばさんも心配なので、週末以外にも通院などの介助が出来る時は戻ってきているので、ちょうど昨日がその日だった。
「それがな、すずちゃんが度々おかずとか作ってくれるのは嬉しいんだけど、その時は食べたいらしいんだけど、いざ食事の時間になって、お母さんに声かけても、この暑さでお母さんも億劫がるし、お父さんも面倒になって食べずに傷めてしまうことがあるらしいん。で、気の毒じゃけん、作ってくれなくていいって言うてくれって。」
これ、そのまま聞くと「迷惑だよ」とも取れるが、どうやら「誰かが一緒にいて」「誰かと一緒なら」食べられるようだ。つまりは寂しいのだと思う。
「もし、頼めるんだったら、今度行った時とか、冷蔵庫の中にゼリーとかあるけん、食べさせてもらえんだろうか?」
と姉ちゃん。
「とりあえずエアコンをつけようとしないのも心配だし、お母さんが朝しんどいのはそのせいだろうから、エアコンはつけるように言ったけど。」
さて、それからどうした物かと悩んだ。お茶菓子程度なら、遊びに行けば持って行ったものであれ、出してくれたものであれ、一緒にお茶して戻れる。しかし、食事が肝心だ。もし家が隣とかなら、
「母ちゃんも喜ぶけん、一緒にご飯食べよう。」
とおじさんとおばさんを誘うとか、キヨちゃんを連れていくとか出来るのだが、どちらを動かすのも難しい・・・。だとすると、今までのように作って行って置いてきたのでは、食べない・・・ということになれば、心配だ。
考えた末に、とりあえず頂きもののスイカを切って、トウモロコシを茹でて持参した。これなら、一緒に食べて戻れる。キヨちゃんに事情を説明して出掛けた。
さて、家に着いてみると県外ナンバーの車が2台。行ってみるとおじさんの年の離れた弟さん家族だった。
「すずか?」
と声掛けされて、思わず気が緩んで抱き着いて泣いてしまった。
「兄ちゃん!」
このお兄ちゃんとは時々ラインで写真などのやり取りはあった。状況を知って戻ったわけではなく、たまたまお墓参りに戻ったようだが、いいタイミングだった。家に入ると用意してくれた食事をおじさんもおばさんも上機嫌で頬張り、私が持って行ったすいかとトウモロコシも、
「わしの好物ばっかりじゃ。お母さんも食べてみ。」
と笑顔で言った。
危なかった。危うくおじさんの前で泣くところだった。こんなに寂しかったんだ、と切なくなった。とりあえず心配しているだろうから姉ちゃんに状況報告。
その後、キヨちゃんも喜ぶからと帰りに寄ってもらった。案の定キヨちゃんは泣いて喜んだ。
「あ~、生きてて良かった。会えた!」
その後兄ちゃんの話から、時々連絡はしてくれているらしく、その感じから何となくおじさんおばさんの異変には気づいていて、今回戻って酷く弱気になって憔悴しているおじさんを見てびっくりしたらしい。
色々心配して、気を揉んだこともあって、酷く疲れた。おじさんには、
「おっちゃん、来るなと言われても私は来るけんな!」
と冗談めいて伝えると、おばさんが、
「もう来んと言われても来てもらうわ!」
と返してきた。こういうとこ、うまいんだよな・・・。
*タルトタタン作っておいて良かった。お客さんに出せた。

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戻ってみると親戚の姉ちゃんから着信。折り返すとおじさんから朝電話があって、何も食べていないと言うらしい。と言っても、姉ちゃんは昨日戻ったばかりだ。おじさんもおばさんも心配なので、週末以外にも通院などの介助が出来る時は戻ってきているので、ちょうど昨日がその日だった。
「それがな、すずちゃんが度々おかずとか作ってくれるのは嬉しいんだけど、その時は食べたいらしいんだけど、いざ食事の時間になって、お母さんに声かけても、この暑さでお母さんも億劫がるし、お父さんも面倒になって食べずに傷めてしまうことがあるらしいん。で、気の毒じゃけん、作ってくれなくていいって言うてくれって。」
これ、そのまま聞くと「迷惑だよ」とも取れるが、どうやら「誰かが一緒にいて」「誰かと一緒なら」食べられるようだ。つまりは寂しいのだと思う。
「もし、頼めるんだったら、今度行った時とか、冷蔵庫の中にゼリーとかあるけん、食べさせてもらえんだろうか?」
と姉ちゃん。
「とりあえずエアコンをつけようとしないのも心配だし、お母さんが朝しんどいのはそのせいだろうから、エアコンはつけるように言ったけど。」
さて、それからどうした物かと悩んだ。お茶菓子程度なら、遊びに行けば持って行ったものであれ、出してくれたものであれ、一緒にお茶して戻れる。しかし、食事が肝心だ。もし家が隣とかなら、
「母ちゃんも喜ぶけん、一緒にご飯食べよう。」
とおじさんとおばさんを誘うとか、キヨちゃんを連れていくとか出来るのだが、どちらを動かすのも難しい・・・。だとすると、今までのように作って行って置いてきたのでは、食べない・・・ということになれば、心配だ。
考えた末に、とりあえず頂きもののスイカを切って、トウモロコシを茹でて持参した。これなら、一緒に食べて戻れる。キヨちゃんに事情を説明して出掛けた。
さて、家に着いてみると県外ナンバーの車が2台。行ってみるとおじさんの年の離れた弟さん家族だった。
「すずか?」
と声掛けされて、思わず気が緩んで抱き着いて泣いてしまった。
「兄ちゃん!」
このお兄ちゃんとは時々ラインで写真などのやり取りはあった。状況を知って戻ったわけではなく、たまたまお墓参りに戻ったようだが、いいタイミングだった。家に入ると用意してくれた食事をおじさんもおばさんも上機嫌で頬張り、私が持って行ったすいかとトウモロコシも、
「わしの好物ばっかりじゃ。お母さんも食べてみ。」
と笑顔で言った。
危なかった。危うくおじさんの前で泣くところだった。こんなに寂しかったんだ、と切なくなった。とりあえず心配しているだろうから姉ちゃんに状況報告。
その後、キヨちゃんも喜ぶからと帰りに寄ってもらった。案の定キヨちゃんは泣いて喜んだ。
「あ~、生きてて良かった。会えた!」
その後兄ちゃんの話から、時々連絡はしてくれているらしく、その感じから何となくおじさんおばさんの異変には気づいていて、今回戻って酷く弱気になって憔悴しているおじさんを見てびっくりしたらしい。
色々心配して、気を揉んだこともあって、酷く疲れた。おじさんには、
「おっちゃん、来るなと言われても私は来るけんな!」
と冗談めいて伝えると、おばさんが、
「もう来んと言われても来てもらうわ!」
と返してきた。こういうとこ、うまいんだよな・・・。
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