すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

静岡てんやわんや②

2025-03-15 21:19:50 | うちのキヨちゃん
 3月11日火曜日。
 前の日の疲れもあってか、キヨちゃんは朝4時に尿意があるまで爆睡だった。一方私は、いつものことながら旅先では熟睡できない質。夜中何度か目が覚めた後は、キヨちゃんのおトイレヘルプの声も覚醒した状態で対応し、5時にはシャワーを浴びた。
 朝6時半にモーニングバイキングへ。朝食が自慢と言うだけあって和の物も洋の物もとても美味しかった。生にしても火が入っているにしても野菜がふんだんにあることも有難く、パンもとても美味しかった。
 キヨちゃんもいつもは朝はスープか甘酒をマグカップ半分程度で、パンなどをあげても10時のおやつに食べればいい方で、本当に朝食は少ない。そのキヨちゃんが、私が取り分けた物の内、軽めのご飯・ウインナー・生野菜、小松菜のお浸し、牛ごぼう、鮭、ヨーグルトを少しずつだが食べた。これはキヨちゃん的にはすごいことである。
 9時に従兄が迎えに来て自宅に。お茶を飲んでしばらく歓談した後「掛川花鳥園」へ連れて行ってくれた。ここはお花と鳥が楽しめる所で、エサやりも出来る(500円玉くらいの口のほんの小さいカップに入ったリンゴを刻んだもの100円)。ヤマガラでエサやりは普段からしているが、あれほど多くの鳥、そして大きな鳥たちへのエサやりは無いので迫力はあった。

     

     

     

 お昼は静岡ではかなり有名だと言う「炭火焼さわやか」と言う店の「げんこつおにぎりハンバーグ」と言うものを食べた。キヨちゃんはハンバーグ嫌い・・・が口癖だが、実際は肉は好きだし、ピーマン肉詰めなら美味しいと食べるのでハンバーグとは言わず、
 「兄ちゃんが美味しいとこ連れてってくれるって。」
と説明した。
 さてそのハンバーグであるが、実に250グラムのほぼつなぎは入っていないのではないかと思う肉肉しい物で、目の前で半分に切って鉄板で焼き、ソースもかけてくれる。

     

 当然キヨちゃんに食べきれるはずもないが(私ですらお腹が苦しかった)、それでも4分の1ほどは食べられた。
 その後また従兄の家に。我が家にはない4K画面で大相撲を観たり、昔話などに花が咲いた。特に従兄の事は生まれた時から知っているので、生まれる前の状況などは何度も聞いたことがある。その流れで色んな昔話をするのだが、時々私だけでなく従兄やいとこの奥さんも「ん?」っと首を捻ることがあった。
 それまで私はキヨちゃんの話を(つまり私が生まれる前の事は知る由もないので)まともに聞いていたが、時系列で聞いていると流石に私でも???と思う事が出てきた。おそらく伯母(キヨちゃんの姉、従兄の母親)から聞いた話を、いつの間にかキヨちゃんの記憶として刷り込まれたのだろう。
 そしてお昼ご飯の満腹がまだ続いている状態だったが、夕飯はうなぎ屋へ。これまた有名なうなぎなので是非とも食べておきたい物ではあった。

     

 流石にキヨちゃんにこの量は無理なので、お子様用らしき小ぶりな物を更にご飯を少なめにして用意してもらった。
 その食事中ご近所のお友達から電話。
 「すずちゃん、留守にしてるはずなのに電気付いてるけど大丈夫?」
という内容だった。実はご近所には留守にすることは伝えておいたのだが、防犯のために電気はつけてきたのだ。説明してお礼を言って切ったが、
 「いいねえ、近所のつながりがあって。」
と従兄夫妻が感心していた。本当に有難い話である。
 旅行中くりりんは運転するために食事の場では飲酒しなかった。よその土地でも短距離なら私でも運転できるが、どの道二人して飲むことも出来ないので、キヨちゃんにだけ飲んでもらって私たちはホテルで晩酌していた。
 ただ、この日はあまりにも満腹でくりりんも晩酌の余裕もなく部屋に戻ってすぐ寝たらしい。キヨちゃんもすぐ寝たのだが、私は例によって・・・なかなか眠れないのであった。


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