すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

手をかけるということ。

2025-01-25 22:37:15 | うちのキヨちゃん
 うちの父の介護をしていた時に、とにかく少しでも欲しいと意欲が出たものは、遠出しようが取り寄せようが入手したし、毎朝フレッシュジュースを絞ったり、また何をするにも軽々と動くようにしていた。
 女同士というのもあって、やはり父の時ほどキヨちゃんには優しく出来ていないのだが、それでもなるべく手をかけると言うことには気を付けている。
 おやつを作ることもそのひとつだ。勿論作るのが好きなのもあるが、買ってきたものと、
 「これ、私が作ったんよ。」
と言うのでは気分が違う。
 「作ったんなら食べてみよか?」
になるのだ。
 親戚からお米が送られて来たり、ご近所からお野菜やお漬物、甘酒が届いたことも有難い。
 「あの人が送ってくれた米は美味しい。」
 「あの人が漬けたたくあんは美味しい。」
 「甘酒作ってくれたの美味しい。好物じゃ。」
と食が進む。
 誰かに大事にしてもらっているという事がやはり元気につながって、多少なりとも食欲につながっている。
 だから、出来るだけ何かしら作ろう。

     


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2 コメント

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Unknown (ふくだ)
2025-01-26 19:15:57
なるほどなぁ。わかるなぁ。
自分もそう思うと思うなぁ。
大事なことですね(^^)
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ふくだ様 (すずしろ)
2025-01-27 19:24:03
なるべくそうしようとは心がけているんですけど、父の時はキヨちゃんと二人で看てましたし、父の私への接し方も違うので、ついついキヨちゃんにはイライラする時もあって・・・。でも、なるべく手をかけて、なるべく愛を持って介護したいです。
返信する

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