すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

調剤薬局の処方ミスによる死亡というニュース。

2024-11-24 08:39:42 | ひとりごと
 身近にありそうで怖いニュースだった。何故そんなことが起こったのか本当に原因究明が必要である。
 薬に詳しい人でなければ、薬は出されたものをそのまま信じて飲むしかない。だから、こういう事が起きると本当に不安になる。
 ただ、薬については薬剤師さんは専門的知識もある。何故こんなことが起きたのか色々考えてみた。

①医師が処方箋を間違えた場合。
 この場合、薬剤師はそれを信用して出すしかない。以前キヨちゃんの薬の時に、血液検査のデータを見て、
 「この数値が高いので、このままの薬でいいのか先生に問い合わせしてますのでしばらくお待ちください。」
と言ってくれた人がいたが、こんな目先の効く行動力のある方は珍しいだろう。まず、Dr.の処方に意見を言うなど勇気もいると思う。なので、もし医師が間違えていたら、処方のミスはあるかもしれない。
 ただ、こういう場合でも薬剤師は私たちに手渡す際に説明する義務がある。それぞれの薬について、これはこういう薬ですとか、前回と比べて薬が変わってますが・・・など必ず確認があるので、
 「糖尿のお薬が出てますが、血糖値が高くなりましたか?」
など聞いていたら、
 「え?そんなん聞いてない。」
となったはずである。もしかしたら、説明と言う当たり前のことを怠ったのか?

②薬剤師が薬を間違えた場合。
 もし医師の処方と違う薬を処方してしまった場合、これも説明の段階で分かる気がする。調剤薬局によって詳細な薬の説明書はついたりつかなかったりだが、お薬手帳に貼る薬の内容のものはあるはずなので、薬と見比べた時に薬剤師が気づくはずだ。他の人の薬と取り違えていたとしても、医師の処方箋と見比べれば分かる気がする。
 勿論、患者の側は薬に詳しくなければ気づかないだろうし、高齢者の場合薬の見た目が違っていても分からない事もあるだろう。

③薬の一包化の場合。
 もしかしたら、この可能性が一番高いんじゃないかと思っている。薬剤師が薬を間違えたとして、パッケージから取り出して1回分ずつ包装した場合、白い錠剤はあくまで白い錠剤にしか見えない。処方箋とお薬手帳には胃薬となっていても、実際には中身が糖尿のお薬だった場合、よほどサイズや見た目が違わない限り分からない。
 施設などで一包化された薬の中で、病状から何日かこの薬を抜いてくださいなどの指示がかかりつけ医からあった場合、虫メガネなどを駆使して小さな錠剤にかかれた番号を調べてみないと分からないのだ。

 実際にはどういうミスだったのか分からない。しかし、患者は信用して飲み続けるしかない。亡くなった患者さんの事を思うと胸が痛い。糖尿の薬という事は血糖値がどんどん下がったのだろうし、体調が悪くなるのを不安に思いながら過ごされたはずだ。
 おそらく、どこの調剤薬局でもダブルチェックもしていると思うし、説明もしていると思う。原因究明をして二度とこういう事が無いように願いたい。

介護ブログ 介護職へ ここをクリックしてお立ち寄りください。    

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 急すぎる訃報。 | トップ | さ~る~め~! »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ふくだ)
2024-11-24 17:50:34
我が家でお世話になってる調剤薬局は
薬の種類には敏感に反応してくれるし、
説明や確認も怠りなく。
やっぱり一般人は、疑いなく飲んじゃいがちかもしれません。
コチラも気をつけないとね。
返信する
ふくだ様 (すずしろ)
2024-11-25 08:19:15
本当にほとんどの調剤薬局さんはきちんとしてくれていますよね。勿論人間なのでミスはあるかもしれません。こちら側ではどうしても注意出来ない事案なので、気を付けて欲しいですね。
返信する

コメントを投稿

ひとりごと」カテゴリの最新記事