今日のキヨちゃん

　最近、落ち込み気味だったキヨちゃんだが、今日はとても頑張ったようだ。
　しかし、その分わがままも出る。
　朝は早くから畑に出た。最近は水をやるのもしんどいので、私やくりりんがする事が増えたが、今朝は身体がまずまず動いたようだ。それが証拠に、
　「ご飯欲しくない。」
が口癖になりつつあるキヨちゃん、今日は大根のサラダと塩サバ４切れを２食で平らげていた。その分、ご飯も食べていた。
　くりりんが早くからお風呂をしてくれていたので、私が帰りつく頃にはお風呂も済ませてさっぱりしていた。流石に夕飯は欲しくないと言ったので、小さいおにぎりを二つ握った。
　「今日は母ちゃん頑張ったんじゃ。」
は良かったのだが、明日のリハビリについて話をすると、
　「もう今日はびっくりした。いつもは夕方４時か５時に電話あるのに、今日は朝早くから電話がかかって、『こんな早くからびっくりするじゃないか、私はしんどい』と文句言うてやったんじゃ。」
と言う。一体看護師さんは何時に電話したのかと思えば、１０時半だったと言う。それは日中である。
　そもそも、今朝は７時には起きて畑に出ていた。つまり畑から戻って疲れた～のタイミングだったので当たり散らしたのだ。気の毒な話だ。何だってこうもわがままになるものだろうか。
　そうそう、そんなキヨちゃんだが、お風呂上がりには笑わせて貰った。
　お風呂から上がって、下着姿で歩いているキヨちゃんを観ると、肌着からおっぱいが片方ぽろりしていた。なので、
　「母ちゃん、お乳出てる。」
と言うと、補聴器を外しているキヨちゃん、真顔で、
　「母ちゃん、お尻は出て無い。」
　「いや、いや、乳。」
その後も聞き間違いで頓珍漢なやり取りの後、結局そばに行って胸を指差した。自分の胸を観て大笑いしたキヨちゃんだった。


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フライングの母の日

　何とも静かなゴールデンウイークである。例年ならくりりんは休みなしの大忙しの時期である。私は特に変わりは無いが、連休が取れるならキヨちゃんを九州へ連れて行きたかった時期である。
　私は連休のうち、２日３日４日と連休を貰った。３日休むと言う事も無いので、１日は少し残業して出来る範囲の仕事をして戻る。
　初日は午前中に普段は干せないような重いものも、くりりんに手伝ってもらって天日干し。昼からは３人ともゆっくりして、夕方クリーニングを出しに行ったり、私は歯科受診。その足でくりりんと大急ぎで買い物して戻った。
　思ったよりも早く済んだので、花屋さんへ。母の日の花を観に行くとクレマチスが花盛り。今を逃す手は無いと、キヨちゃんにピンク、ヨリちゃん母さんに紫の花を贈った。

　　　

　昨日は雨降り。思ったよりは降らなかったが、午前中自治会の集金に回る。昼からは３人ともまったり過ごし、撮りためた番組などをたっぷり観た。
　今日は天気予報を裏切っての良い天気。キヨちゃんは人を雇って畑仕事。私はお茶菓子を作った。
　くりりんは、古いレコードをＣＤに落とす作業。
　なんだかんだ、あっという間にまったりした連休は過ぎて行く。
　さあ、明日からまた現実だ。早くコロナが終息しますように。

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昼間は止めよう

　今日からとりあえず三連休。少しゆっくり目に起きて、拭き掃除と衣替えをした。何しろ急に夏日になったのだ。流石にもうフリースは要らないだろうし、薄手のものがほしい。
　キヨちゃんはいつも通りゆっくり目に起きて、畑仕事をするのだが、やはり水やりとかがしんどいからと、私が水やりした。すると、一昨日まで大丈夫だったかぼちゃの苗は虫食いだらけに。慌ててキヨちゃんに指導を仰いだ。
　キヨちゃんの布団を干したり、リネン類を洗って干して、休憩の声かけに行くと、キヨちゃんがコップに水をくんでいた。
　「母ちゃん、今谷水やから、ミネラルウオーターにして。」
と慌てて止めた。
　実は家は湧き水なのだが、やはり煮沸しないと飲水に適さないので、普段は真水は水道水にして、谷水は沸かして使う。なので、うっかり生水を飲んでお腹でも下したらと思ったのだ。
　ところが慌てて捨てたキヨちゃんのカップには焼酎が。
　頼む、昼間からは止めてくれ!