Dream Gate ( 中野 浚次のブログ )   

本日はようこそ開いてくださいました!お芝居のことグルメを語ります!


          

出逢いと別れ   =アメリカ橋=

2010-06-19 | おでかけ







アメリカ橋って 知ってますか
目黒と恵比寿の間にある
下を山手線轟々走る
鉄でできた 青い橋

あなたが教えてくれたのね あの橋の名前とわけを
そしてそれが私たちの 最後の思い出になりました
二人で暮らすことに やっと慣れたのは
気圧配置も秋 いわし雲が窓に見えてた


かつて狩人の歌った「アメリカ橋」の一節。
同棲の破局を描いたもので、詞はせつなく、そして苦い。





いまは「恵比寿南橋」とよばれ、この橋が「アメリカ橋」だったことを、東京人すら知らない。

歌詞に『鉄で出来た青い橋』と言うフレ-ズがある。
元々この橋は白い橋だった。
レコード会社の関係者が、渋谷区役所に『青色に塗り替えて欲しい』と願い出たそうだ。







渋谷に出たついでに、現場に行ってみた。
ついつい車で、あっという間に通りすぎてしまうようなちっぽけな橋である。








恵比寿もずいぶん変った。
画像の右奥に見えているのが「恵比寿ガーデンプレイス」
ビールの銘酒「エビスビール」の本拠地。
無料でエビスビールが飲める(笑)。





アメリカ橋は残るでしょう
私が東京を離れても
そしてあなたを思い出すとき 山手線の音がする



夜の闇の中で・・・
電車がすれ違って、冷ややかな金属音をたてて橋の下を轟々と行き過ぎていった。
終電であろうか
車内の灯りが、橋に貼られた金網に驟雨のように浴びせかけた。
複雑な情感が渦巻く都会の空間だった。






最終電車の窓に あなたの顔が
いくつも浮かんで来て
ふるえながら 消えて行くのよ
うらんでないわ今は あなたがわかる
大人に変る橋を いつの間にか渡る季節ね


なぜか「別れの情景」が好きである。
男と女の「哀しい別れ」、そして「粋な別れ」も・・・。

およそ橋ほど・・・
人の世の出逢いと別れを
かくも美しく、哀しく見せる装置はない。






橋畔にあるカフェ。
夜にはスナックに早や替わり。
「亜米利加橋」の看板だけが、往年がしのばれて微笑ましい。


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神戸・旧居留地の初夏

2010-06-07 | おでかけ



緑のトンネルに入れば、そこは旧居留地64番地
初夏の緑が、ひときわレトロで、おしゃれな街を演出してくれます。





旧居留地とは、19世紀後半の神戸開港にはじまります。
外国の貿易商人たちが暮らした面影が色濃く残り・・・
異国情緒あふれるレトロな建物が街を彩る。
そう。「神戸ルミナリエ」の舞台として、今や全国区。


そして、この辺りは神戸でも1.2を争うファッションエリア。
ルイ・ヴィトン、プラダ、フェンディ、テストーニ、アルマーニ、フェラガモ、ハンティングワールド等々・・。
有名ブランドのショップがどどーんっと立ち並んでいます。




緑いっぱいのオシャレな空間。




多くの人が行き交い、出会い、ゆっくり愉しめる居留地64番地。


      Bar & Bistro 



お店が64番地にあるから、「64」
ここのカフエはとても人気
夜にはバーになるのでおしゃれなエリアで、”ほろよい”気分にもなれます。




名物はなんてたって”ナポリタン”(↑画像)。
太めの麺にたくさんの具。ボリュウム感満点です。
ちょっぴり甘くて、良き時代の懐かしい味。



  

大人気のパスターは6種類。
しかも周替わりのメニュー。

すべてのランチに
     ■スープ&サラダ
          ■焼きたてパン食べ放題                            
ドリンク


もちろん人気の「スパゲティーナポリタン」をオーダーしました。
パスター、コーヒー、サラダ、焼きたてパン食べ放題で、640円の安さ。


お時間が出来ましたら
ぜひぜひ神戸に遊びに来てくださいね。
お待ちしています。

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京都・木屋町のさくら

2010-03-28 | おでかけ


きのう京都に行ってきました。
南座で花形歌舞伎の千穐楽を見るためです。
3時過ぎには昼の部が終りましたので、劇場近くにある木屋町を散策。
桜がもう満開でしたよ。

4月3日~4日には「さくら祭り」があり、この頃だと、京都の桜も最高潮だということです。




ところで、「桜チャリダー」ってご存知ですか?
いま京都ですごく流行っています。
おそらく辞書には載っていません。

桜チャリダーとは、桜を追い求めて走り回る自転車乗りのこと。
またはその行為を指す場合にも使われます。
基本装備は【タンブラー】【カメラ】、走行時間帯により【朝食】【おやつ】が加わる。
桜の見ごろである3月半ばから4月半ばにかけて多く出没。

ワタクシ最近は観劇日程が続けさまなんです。
それに来月はバンクーバー五輪フィギュアの凱旋公演も見に行くつもり。
もちろん浅田真央、高橋大輔、安藤美姫、加えて荒川静香さんも応援出演です。
まだあります。6月の甲子園で交流戦(阪神×オリックス)のチケットも早や届いています。

ですから、桜チャリダーは、おそらく来年の春になりそうです(笑)。
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【師走 2009・東京】赤坂見附のアップルティー  GALERIE  CAFE

2009-12-24 | おでかけ


         Merry Christmas !!

みなさんはクリスマスイブをいかがお過ごしでしょうか?
【師走 2009・東京】も5回目。
そこで、今回はクリスマスにちなんで、とっておきのお店を紹介しましょうか?

都営地下鉄「赤坂見附駅」から徒歩1分。
間口の狭い店なので、どうかすると通り過ぎてしまうような「カフエ」。
よく見ると「Galerie Cafe」の看板が出ており、お店はビルの地下1階にあります。

最近は銀座みゆき館ビル1Fにも姉妹店ができました。詳しくはこちら>>>




クリスマスに彼女を喜ばせたいと思って、分不相応なムリデートをしても痛い目に遭うだけです。
このお店には個室もあり、仄かな照明。ムードは満点。

絶対コケないオススメのデートスポットです。




まず、おすすめはアップルティー。メチャ美味しいです。

紅茶の本場イギリスでは「ティー」とは、温かくて香りのよい紅茶を意味するだけでなく軽い食事の意味もあるようです。
この店には、自家製のモンブラン、ミートパイ、優雅なオリジナルケーキが揃っています。

自分でおいしい紅茶を淹れるのは、むずかし過ぎます(←マニュアルどおり、基本どおりにしているのですが・・・)。
それに、紅茶に欠かせないカップ&ソーサーは、エレガントなものになると目の玉が飛び出るお値段。
ですから、ティーバックか缶入り紅茶など手軽なものですませているのが現実です。

「日本という国は、まともにティーを飲ませる店がないらしい」

イギリスの作家ジョージ・オーウェル(1903~1950)が、『おいしい一杯のティー』というエッセイのなかで書いています。

たしかに酒を飲ませる場所には、多様性を誇るわが国ですが、「ティー」となると飲ませる店はそんなに見当たりません。

毎日毎日上等なティーを飲むのは、お金もかかるし気づまりになってしまいます。
せめて、聖夜くらいはとびっきり美味しい「アップルティー」はいかがでしょうか・・・・。




ヘタな文章で”絵”の説明などしたくありません。

飾られた「フランス絵画」をごゆっくり鑑賞してください。




インテリアにも南仏を思わせるような優雅な配慮が・・・・。




オルガンのそばにメンズファッション誌『ブリオ』のバックナンバーが・・・。
中西哲生さんがよく登場するので、ワタクシも揃えています。

ところで、彼氏、彼女からクリスマスに欲しいプレゼントは何だと思いますか?

女性1位が「アクセサリー」、男性1位が「腕時計」です。
2位は男女とも「カバン・バッグ」でした。


             では、ステキなクリスマスを
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【師走 2009・東京】  人形町ぶらり散歩

2009-12-23 | おでかけ



人形町」を「ニンギョウチョウ」と呼ぶのは田舎モン。
地元の人は「ニンギョチョウ」と言う。

「人形町」なのに、どうして「人形屋」さんが無いの?お人形が買いたければ浅草橋へどうぞ!!
不思議なことに人形町には人形をあきなう店は一軒もない。
「山梨県」なのにどうして「山」があるの?と同じでござんしょ!!(←もう東京下町ことば)。

都営半蔵門線「水天宮前駅」で下車して、7番出口を出ると、そこは”人形町通り”。下町のなごりを残した店が二、三軒ある。
まずは時計台が目にとまる(↑画像)。
「江戸の賑わい 人形町通り」と書かれており、その下には歌舞伎の定式幕。
いかにも下町らしい演出ですね。

人形町通りから「甘酒横丁」に入る。
名前の由来をきけば、明治の初め、横丁の入口に尾張屋という甘酒を売る店があったとか・・・。





↑(画像)たい焼屋「柳屋」のこの行列を見てください!!
まだ、うなぎの寝床のような店内にも二列にならんでいます。

    たい焼    一匹  140円

1時間半から2時間待ちだそうです。
中には一人で50匹注文する客がいるとか・・・。

柳屋さんの前を歩くといつもこの行列です。
音無美紀子さんや松村雄基さんも並んでるのを見かけました(←付き人かマネージャーはいないの?)。

「高級たい焼」に騙されて?ワタクシも並びました。
待ち時間はおよそ1時間40分。





店内では食べることができません。
持ち帰って、レンジで温めて・・・。

「お味は?」

「こうゆうのを高級たい焼というのでしょうかねぇ・・」




画像/左は「荒物屋」さん
下町らしい、『三丁目の夕日』に出てきそうなお店です。

画像/右は浜町「藪そば」
「せいろそば」を注文。
「ゆとう」と書かれた、いかにも古めかしい蕎麦湯桶がちょいと気に入りました。




「明治座」正面前にある花屋さん

役者さんへの「楽屋見舞」には、いつもこのお店を利用しております。
とても素敵なラッピングをして楽屋に届けてくれます。




         「明治座」

浜町公園のすぐそばに「明治座」があります。

日本人ってどうして「幟」がお好きなのでしょう。
お相撲ならともかく、「中古車販売」とか「年賀はがき発売」だって、すべてが幟です。




         「和風サンドイッチ」

明治座2Fにある「らうんじ」の和風サンドイッチが好きです。
大葉とわさび漬けだけというシンプルなサンドイッチですが、あっさり系が幕間には格好の軽食です。




          明治座の「らうんじ」

人形町でもここは一変して西欧風のゴージャスなサロン。
商業演劇の場合、休憩30分が2回あります。
休憩時間にはきまって、この「らうんじ」へ飛び込みます。





人形町ぶらり散歩のおしまいは「快生軒」です。
人形町に来て「喫茶去 快生軒」に寄らないのは、片手落ちというもの。

この店は向田邦子さんの行きつけのお店でした。
向田さんがお気に入りの席は、入口右手奥の窓際だったとか。
注文するのは,カフェオーレに決まっていたそうです。

人形町にはまだ江戸の香りが残っています。
古きよき東京の人情も「あきない」と一緒に残っているように思えるのです。
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