【鎌倉あじさい紀行】もついに最終回です。
今回は、北鎌倉にある「とっておきのお店」をご紹介します。
もし鎌倉へ行かれたら、ぜひ北鎌倉の「かまくら 口悦」に寄ってみてください。
JR北鎌倉駅から50㍍ほど。
縁切寺で知られた東慶寺の少し手前です。
「口悦」は、ご亭主のこだわり「季節を大事にしたお料理」を満喫できるお店です。
ほかのどこでもない「鎌倉らしさ」を感じるお料理との出合いでした。
「品格を大切にしています」
ご亭主はお店のコンセプトをきっぱりと言い切った。
なるほど「品格」というコンセプトで貫かれた店構え、店内、そして料理のいずれも。
調和がとれており、且つ美しい。
姫懐石7品のなかに、わたしは「禅の形」を感じた。
かといって精進料理ではない。
和洋中のジャンルを超えた発想に、季節感を盛り込んだ心のこもった手作りの味だった。
いわしのクラッカー揚げ 夏大根梅酢和へ
わたしのお気に入りの一品。
夏大根を棒状切りにして、ひと晩塩漬けにする。
盛り付け時に梅酢をかけるというシンプルさ。
これだけでもさっぱりした夏向きの一品です。
店主みずからが描いたというお品書きは印象的。
このほかに彩色献立図があり、玄関先に飾られています。
鎌倉の四季がそのままお皿の上に表現されています。
それと、3週間ごとに献立が変わります。
20人で満席になるので、予約をお勧めします。
飲み物は地ビールの「北鎌倉の恵み」だけ。
北鎌倉の風、光、借景が好きだったというご亭主。
そして、新しい感動を大事にしたお料理と出合うために!
来年もまた来ようと、ひとり決めたのである。
【鎌倉あじさい紀行】はこれでおしまい。
画像処理が不具合のため、最終回のアップが大幅に遅れました。
深くお詫び申し上げます。
同時に、おしまいまでお付き合いくださった方には厚くお礼申し上げたい。
ありがとうございました。
■ 「かまくら 口悦」 ■
住 所:鎌倉市山ノ内400番地
電 話:0467-25-6015
営業時間: 午前11時30分~午後4時ごろ (売り切れ次第閉店)
定 休 日: 火曜日