春の3連休、風が強い日もあったけど総じて天気に恵まれたと言える。
特に所用もなく気候の穏やかそうな日は、散歩以上・登山未満のように近所の山に行っている。
と言っても、この2年間でまだ3、4回ほどであるが、2年間の別居生活や冬場のシーズンオフを除けば割かし行ってるのではないかと思っている。
「中高年の登山熱」などと言われて久しいが、若い人も意外と山に来ているようである。
自宅から徒歩1時間半くらいで登れる武田山という山に行ってみた。
途中、振り返ると安川という川沿いに開ける安佐南区の街並みと北向こうに荒谷山が雄大に見える。
灌木や広葉樹の茂る山道を登り切って到着した山頂からは広島市街地を一望する絶景が広がる。
瀬戸内の海、江田島や宮島はもちろん、遠く周防大島まで見通せるという。
この日、北西の風が強いにもかかわらず、東側の眺望を楽しむ側では風がさえぎられてうららかな春の陽光に包まれていた。
弁当は持参したもののビールを持って来んかったことが悔やまれてならない。
下山して、さしての疲労感もなく、健康的にまた経済的に1日を過ごした満足感に浸るのである。
ご近所近景。
白梅の花が散りかけているところに紅梅が咲いた。
ひょっとしたら桜かもしれないが私には梅と桜の花の区別がつかない。
その梅畑を見下ろす道路、我が家の接面道路であるが、その道路をささえ、道路の上の土地もささえる石積みの美しさに1枚、
この谷合いの地を田んぼへと開墾した際に、1個1個、手で積み上げられた石積みは、
コンクリートを型にはめて作ったブロックを積み上げた擁壁など及びもつかない先人の「いい仕事」を見せつけてくれる。
後世に隙間をセメントで補強しているとは言え、先人たちが石の大きさを手で計りながら積んでいった造形の美しさを感じさせる。
こうして開墾して、さほど大きくもない1枚の田となしたにもかかわらず、
高齢化で耕作を断念せざるをえず、転用される田畑が増えている。
やがて、隙間を補修する手間や強度の関係などなどから規格化されたものに変えられるかもしれないけれど、
こうした「仕事」が確実に存在していたということは記憶にとどめておきたいと思う。
ちゃちゃジイ様:アナログ世代から見るとデジタルはまさに「革命」ですね、便利になったもんだと思います。
データ化してしまえばアナログ媒体のようにかさばらないし、劣化も生きてる間はほとんど気にしなくてもよさそうです。
ただ、「少しずつ減らす」とは、そのままにしろデジタルデータにしろ残さないことが肝要なのではないか、と思うております。