9月15日付 よみうり寸評(読売新聞) - goo ニュース
トータルでは721ポイント対491ポイントと大差だが、国会議員の頭数なら206人対200人という 僅差 ( きんさ )
◆これが菅直人氏が小沢一郎氏に勝った民主党代表選の結果を象徴する。菅氏が勝ったというよりは、小沢氏では勝てなかったと言う方がいいかもしれない
◆各紙の世論調査はどれも大差を示唆していた。再度の調査でも傾向は変わらなかった。党員、サポーター票での小沢氏の不利は、世論調査の結果に似て、「政治とカネ」に加え「わずか3か月前に鳩山氏とともに退陣したばかりなのに」が強く働いただろう
◆これに比べ国会議員票の伯仲には民意との 乖離 ( かいり ) がある。僅差でも菅氏が勝って、結果が世論と逆にはならず、菅陣営はほっとしたことだろう
◆民主党の政権は発足してからあす16日で1年を迎える。せっかくの政権交代からわずか1年で3人目の首相、そんな常識はずれの事態にならなかったのは幸いとしよう
◆戦いすんで「ノーサイド」「挙党一致」の声。言葉は一つでも一致かどうか? 中身はこれからわかる。
鳩山氏の政治家としての資質の無さ。
そして引き継いだ菅氏の決断力、判断力の無さ。
そこで、小沢氏に過大な期待をしてしまったんですね。
彼なら何とかしてくれるだろう。
彼ならうまくこの窮地を救ってくれるだろう。
とね。
今回の選挙戦でその評価が間違っていたのかも・・・。
と気付いた国民も多いのではないでしょうか。
普天間移設について、あたかも解決の妙案があるかの言い方。
問い詰められると、実は何もこれといった案もなく、
これといった根拠もなく、想像で物事を言っていたような。
鳩山氏とは性格が全く異なっていると思っていましたが、
その実、思いつきでものを言うあたり
鳩山氏と意外と似通った所があるのかもわかりません。
特に小沢氏は、自信を持って言い切るところがありますよね。
結構これがハッタリだったりして。
そして高圧的態度が、リーダーシップがあると
勘違いした人もいるのでしょうね。
将来の日本を引っ張っていく政治家は彼しかいない、
という虚構が今、崩れつつあります。
妙な幻想を抱くのはやめて、現実を見るべきです。
菅氏が今の日本の多々ある困難を解決するとは到底思えませんが
それでも、決まったことは決まったこと。
今以上に混迷しない事を希望するばかりです。
そして、野党の皆さん、民主党にはまだまだ政権担当能力がなさそうです。
民主党の頼りなさを厳しく追求し、
政権奪還を目指し頑張って下さい。