![【阿比留瑠比の極言御免】村山、河野両氏の善意と真実の勘違い 日本人の名誉を傷つけているのは、どっち?](http://img.news.goo.ne.jp/picture/sankei/m_sankei-plt1506110011.jpg)
対談する河野洋平元衆院議長(左)と村山富市元首相=9日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ(栗橋隆悦撮影)
(産経新聞)
村山富市元首相と河野洋平元官房長官が9日、日本記者クラブで行った対談と質疑応答にはあっけにとられた。日本記者クラブから色紙への揮(き)毫(ごう)を求められた河野氏は、あろうことかこう書いたのである。
「真実」
平成5年8月、証拠資料も信頼に足る証言もないまま、慰安婦募集の強制性を認める「河野談話」を発表した当人が河野氏だ。
河野氏はメディアのインタビューなどで、河野談話の根拠は韓国人元慰安婦16人への聞き取り調査だと強調していたが、実は聞き取り調査の前に談話の原案が作成されていたことが判明している。しかも、聞き取り調査の実態はアリバイづくりのための「儀式」(外務省内部文書)だった。
河野氏はまた、河野談話の趣旨・文言をめぐって韓国政府との間で事前にすり合わせが行われたことを否定し続けていた。だが、実際のところ談話は、大幅に韓国側の要求を取り入れた合作であったことも明らかになっている。
にもかかわらず、河野氏は色紙に「真実」と記し、その理由について「ジャーナリストの仕事は真実を追求すること」と前置きした上でこう説明した。
「とにかくまず最初は事実を認めることが大事。真実、事実を認めることからやらなきゃダメだ。一つ細かいことを持ってきて、だからなかったんじゃないかと言って否定する。よそでもやっているからいいじゃないか、と言わんばかりの言い方をする。こんなことが、どのくらい日本人の名誉を傷つけているか。私は非常に怒っている」
ほとんど悪い冗談のようなセリフだ。事実関係を軽視し、旧日本軍や官憲がやってもいないことを浅薄な政治判断で認め、現在まで日本人の名誉をおとしめ続けてきた河野談話の当事者が河野氏なのである。天につばするとはこのことだ。
自国民より特定近隣国の要望を優先させてきたかのようにみえる河野氏は、自らの独善的で軽薄な言動にどれだけ多くの日本人が非常に怒っているか、まだ分からないのだろうか。
小泉純一郎政権当時、外務省チャイナスクール(中国語研修組)のある幹部から聞いた次のような河野氏の評価を思い出す。
「河野さんと加藤紘一さん(河野氏の前任の官房長官)はライバルであり、どちらがより親中派かでも競い合っている。だから、加藤さんが訪中すると、すぐに河野さんも訪中して、ともに靖国神社参拝などで小泉政権を批判する。中国は便利だから彼らを厚遇するけど、本心ではわざわざ外国に来て自国をけなす彼らのことを軽蔑している」
一方、村山氏は対談後、色紙に「思いに邪(よこしま)なし」としたため、こう語った。
「私の気持ちに邪なものはありません。まっすぐです。(河野氏の)『真実』と同じですよ、表現が違うだけで」
両氏とも、自身を「善意の人」と認識しているのだろう。とはいえ、ドイツの政治家で社会学者のマックス・ウェーバーは有名な講演録『職業としての政治』の中でこう語っている。
「善からは善のみが、悪からは悪のみが生まれるというのは、人間の行為にとって決して真実ではなく、しばしばその逆が真実であること。(中略)これが見抜けないような人間は、政治のイロハもわきまえない未熟児である」
両氏には、もう少し年齢相応に振る舞ってほしいと願う。(政治部編集委員)
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日本人の名誉を傷付けているのは河野洋平、村山富市のどちらか?
と聞かれたら、どっちもでしょう。
その事を村山、河野両氏はわかっているのかどうなのか・・・・。
河野洋平に至っては、開き直りなのか
河野談話への批判を「日本の名誉を傷付ける」と言う。
「河野談話」そのものが日本の名誉を傷付け、国益を損ない、
そして韓国が日本叩きの材料にしている事に目を瞑る河野洋平。
そんな河野氏が「真実」との揮毫とは呆れてしまう。
自国の名誉などどうでもよく、自分さえ良ければという自己弁護。
河野氏の頭には自国の名誉より自分の名誉しかない。
9日の対談で村山河野両氏が国賊、売国奴だと再認識した。
河野洋平の息子、河野太郎は河野談話についてどう思っているのだろう。
3年前の自身のブログ河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり で
「河野談話は内閣の意思で個人の意見を述べたものではない」と述べているが
問題なのは談話発表後の記者質問で、「強制性があった」と答えた河野洋平だ。
昨年の石原元官房副長官の証言で談話発表までの経緯も明らかになった今
河野親子の意見を是非聞きたいものだ。
それにしても河野洋平の発言、まさに悪い冗談、ブラックジョークで
自分の名誉を守る為の必死さが滑稽だ。
真実が次々明るみに出ても反省もせず、それどころか韓国に「招待」されていい気になる河野洋平。
どれだけ自身が罪作りなのか、どれだけ自身の発言が国益を損なっているか
そのことを彼にわからす為にも、国会招致は避けるべきではないと思う。