安倍晋三首相は11日、待機児童の解消のための具体策を今春に打ち出す考えを示した。自民党も同日、対策チームを立ち上げ、月内に緊急対策をまとめる。しかし、実際に具体策を作る省庁からは「すぐに解決できる策はない」と困惑する声が上がっている。
首相は11日の参院本会議で、共産党の吉良佳子氏の質問に答え、「待機児童ゼロを必ず実現させる決意だ」と強調。「今春に取りまとめる1億総活躍プランで実効性のある待遇の改善策を示し、人材を確保する」と述べて保育士の待遇改善に具体的に取り組む考えを示した。自民党の稲田朋美政調会長も11日、「待機児童問題等緊急対策チーム」の立ち上げを発表した。
しかし、即効性のある具体策は乏しい。
政府・与党では、隣り合う自治体などで保育サービスを融通し合う仕組み作りが浮上するが、勤務先の近くで子どもを預けたい場合など、居住自治体以外の認可保育所に預ける「広域利用」の仕組みはすでにある。しかも、待機児童の多い地域では機能しにくい。厚生労働省の担当者は「待機児童が多い自治体の隣の自治体の保育施設が、がら空きということはない。離れれば遠くて通えない」と話す。
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待機児童が増えたのはなぜなんでしょう。
保育園が少ないから?
保育士が足らないから?
政治が悪いから?
都会に人口が集中しているから?
本当に難しい問題です。
子供の数が減少しているのに保育園が足らないって事は
働くお母さんが増えたからですよね。
ではなぜ増えたか?
生活の為?
でも雇用先がなければ働けませんよね。
言い換えれば、景気が少し良くなったから企業は働き手を求めているって事ですよね。
で、無茶苦茶景気が良くなれば子供が小さいうちは子育てに専念したいと思う母親もいるでしょう。
でも今はお父さんの給与だけでは心もとないという事でしょうか。
この問題は政府が率先して考えるべきでしょうが、
地方自治体、そして社会の理解も必要ではないでしょうか。
子供の声がうるさいからと、保育園設立反対運動もあります。
そんな人達は将来自分達の生活を支える子供たちを大事にしたい、という理解も必要ですし
自分もそして自分の子供も泣き喚き、騒ぎ、走り回る時期があった事を思い出してもらいたいです。
ところで保育園の数、保育士の数を整えたらそれで満足ではない筈です。
子供を預けたお母さんは出勤しないといけません。
そして会社が終わったら保育園に迎えに行かねばなりません。
自宅から遠いところ、勤務先と違う方角に保育園があったら、
出社する前に疲労困憊で仕事にならないでしょう。
素人考えで恐縮ですが、勤務先に保育所施設を作る事も企業は考えられませんか?
子供と一緒に出社して、子供と一緒に帰宅する、って理想なんですが。
それとか駅近くに鉄道会社が保育園を作るとかはどうでしょう。
また、駅近のスーパー等に作るのはどうでしょう。
帰宅時にお買い物を済ませられ、お母さんにとっては便利ですし、
スーパーにとっては顧客確保にもなります。
また、都会に人口が集中しているのが一番の問題です。
地方に分散すれば、1票の格差是正に繋がりますし、
何と言っても地方の発展にもなります。
また保育士の給料が平均より少ないとしきりに言われていますが、
公立保育園では保育士も公務員ですからかなりの高給だとか。
そのあたりに何か解決方法がありそうです。
住民の確保の為、もっと自治体が努力する余地があると思いますがどうでしょう。
因みに橋下徹氏がtwitterで色々書いています。
ちょっと現実離れしたような部分もありそうですが、何かヒントがありそうです。
この待機児童問題。
自分には就学前の子供がいないからとか
子供がうるさいのは困るとか思わず、国民全体の問題と意識しないと
これから将来の少子高齢化という歪な社会構造を乗り切る為には
この問題は避けては通れないと考えるべきです。
同時に子供は嫌い。
しかし自分や自分の配偶者の介護は何とかして欲しいでは
勝手過ぎます。
子供達やその親御さん達はこの国の未来を託す大事な人達です。
ですからこの問題を社会全体の問題と捉え考えるべきだと思います。
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