尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の海域を航行する中国軍の艦艇が入れ替わる際、自衛隊や米軍に動きを察知させないためレーダーを切って航行していることが29日、分かった。実戦を想定した動きを強めているといえる。こうした動きは尖閣諸島周辺の領海侵入を繰り返す海警船と連動しており、防衛省は警戒・監視を強化している。複数の政府関係者が明らかにした。
政府関係者によると、実戦を想定した動きを見せているのは、尖閣諸島北方約90キロの北緯27度線付近の海域を航行する中国軍艦艇。この海域には常時2隻が航行しており、尖閣諸島周辺で活動する海警船に不測の事態があった場合に備えているとみられている。常に同じ艦艇が航行しているのではなく、一定の時間が経過すれば別の艦艇に入れ替わっている。
2、3年前から、この海域に向かう中国軍艦艇は出港時から水上レーダーや対空レーダーを作動させずに航行。海域に到着後にレーダーを作動させ、警戒・監視に当たるようになったという。
レーダーを作動させずに航行するのは、漁船や商船などとの衝突事故の可能性が高まる危険な行動だ。政府関係者によると、有事ではこうした行動をとるケースもあるが、平時には極めて異例だという。
自衛隊や米軍は、レーダー波を手掛かりに艦艇を識別しており、中国軍艦艇の動きは日米を攪乱する目的があるとみられる。北緯27度線付近の海域を航行する中国軍艦艇が、いつ入れ替わったか分かりにくくすることで、中国海軍の全貌を日米につかませないようにする意図があるとの分析もある。
また、一部の中国軍艦艇は日本製の商船用レーダーを使用しているという。これも艦艇の識別を避けるための措置の可能性がある。
自衛隊と米軍はレーダー波による中国軍艦艇の識別のほか、偵察衛星などで動向を警戒・監視している。ただ、軌道周回する偵察衛星は、東シナ海での中国軍艦艇の動きを捕捉できない時間帯もあり、中国側がこうした時間帯を見計らったかのように艦艇を出港させる動きもあるという。政府は警戒・監視を一層強化する必要に迫られている。
尖閣周辺の海域には中国海警局の船。
そして尖閣北方には中国軍艦艇。
更には上空には中国戦闘機。
3月26日、東シナ海及び太平洋において、領空侵犯のおそれがあったため、航空自衛隊の南西航空方面隊等の戦闘機が緊急発進し、対応を行いました。防衛省・自衛隊としては、引き続き、対領空侵犯措置に万全を期していきます。(動画はイメージです) pic.twitter.com/oOjsKr42nS
— 防衛省統合幕僚監部 (@jointstaffpa) March 29, 2021
中国機の東シナ海及び太平洋における飛行について#緊急発進 #航空自衛隊https://t.co/3twpMUMshE pic.twitter.com/PkDqoe7tOi
— 防衛省統合幕僚監部 (@jointstaffpa) March 29, 2021
もう臨戦態勢が整っているじゃないですか。
不測の事態を避けるためにホットラインとか言っているけど、
そんな事を言っている場合?
と思ってしまう。
専門家の皆さん、今のままで大丈夫?
今のままの体制で尖閣を守れるの?
まさかまさかの日中で軍事衝突が起きるって事ないですよね。
昨年8月の記事に、こんなのもありますが、、、、大丈夫だと思っていていいのですか?
尖閣領海侵入時にミサイル艇展開 中国軍が海警局と連動:イザ! (iza.ne.jp)