【ぼくらの国会・第790回・修正版】ニュースの尻尾「岸田総理 なぜ8月14日を選んだ」
「ニュースの尻尾」749回目は、岸田総理が総裁選不出馬を発表する日取りとして、なぜ令和6年8月14日を選んだのか、その理由についてお話ししております。
出演:青山繁晴(参議院議員) 三浦麻未(青山繁晴事務所 公設政策秘書)
岸田さんの退任会見は8月14日でしたが、なぜ8月14日だったのか。
お盆の真っ最中になぜ???
キーワードは「南海トラフ大地震」
危機管理から考えると「南海トラフ地震臨時情報」を出すべきではなかったと青山さん。
そうは言っても、2019年に気象庁は「南海トラフ地震臨時情報」を出す目安を発表しています。
巨大地震警戒は(マグニチュード8.0以上)、巨大地震注意は(同7.0以上)です。
8月8日の日向灘地震は7.1でしたから巨大地震注意を出したのです。
- 監視領域内において、モーメントマグニチュード7.0以上の地震※2が発生したと評価した場合(巨大地震警戒に該当する場合は除く)
- 想定震源域内のプレート境界面において、通常と異なるゆっくりすべりが発生したと評価した場合
気象庁|南海トラフ地震について | 南海トラフ地震に関連する情報の種類と発表条件 (jma.go.jp)
NHKは分かり易い画像で説明しています。
気象庁はこの様に5年前に臨時情報発表の基準を決め公表し、今回はこの基準通りに運用したのです。
ですから今回の情報発表の是非が巷では言われていますが、気象庁は基準に従っただけです。
とはいえ、今後この基準や発表の仕方を見直す必要があれば改定すればいいのです。
で、岸田さんがNHKにリークし、その後「次の総裁選には出ない」との記者会見で発表しました。
会見の内容も時期も急遽決めたのではなく、前々から考えていた筈です。
練りに練った文章でしたから。
この事を青山さんは策略家だと言っています。確かに。
本当に、この能力を内政は勿論、外交に生かして欲しかったです。
さて、乱立になりそうな総裁選です。
あの都知事選を彷彿するような乱立です。
この中には青山さんもいます。
高市さんもいます。
そして裏切り者?の小林鷹之さんもいます。
保守系の議員が多ければ多い程、票が割れて高市さんは不利になります。
勿論、青山さんも。
出来る事なら票が割れないで欲しいです。
決選投票になって、何とか「小石河連合」の誰かが総裁になるのを阻んでもらいたいです。
とにかく世間的に評判がいい「小石河連合」の面々の評価は世論とはかけ離れています。
そこのところを自民党員の方々はよく認識して欲しいです。
そして自民党国会議員は従来の派閥の力学での投票をしないでもらいたいです。
自民党は変わった。
過去の自民党から脱却した、そう言いたいのなら長老の影響は排除して欲しいです。