衆院は27日、河野洋平元議長(86)にインタビューした口述記録をホームページ(HP)上で公開した。河野氏は平成5年に慰安婦問題に関する官房長官談話を発表した経緯について朝鮮半島での慰安婦の強制連行の証拠は示さず、「具体的に連れてこいとか、引っ張ってこいという軍の資料は残っていないけど、軍がそんな公式文書を残すわけがない」と語った。
河野談話をめぐっては、政府が平成26年6月に発表した談話を検証する有識者チームの報告書で、日本政府による韓国での元慰安婦への聞き取り調査の終了までに原案が作成されていたことや、聞き取り調査の結果に対する裏付け調査が行われなかったことが明らかになっている。河野氏は口述記録の中で、この報告書には言及しなかった。
河野氏は聞き取り調査について「記憶があいまいな部分はあっても、発言の内容は心証として明らかに強制的にさせられてというふうに宮沢(喜一)首相も思われて、強制があったということで結構ですとなった」と語った。
報告書は「(日本政府が)一連の調査を通じて得られた認識は、いわゆる『強制連行』は確認できないというものであった」とした。河野氏は談話発表時の記者会見で強制連行に関する認識を問われ「そういう事実があったと。結構です」と発言した。
しつこいようですが。。。。。
衆院による口述記録の公表について再度考えました。
衆議院のHPによると、
正副議長を務めた方々から在任中に経験された事等を記録に残す為にオーラスヒストリー事業を行う事にし、
最初の対象者が河野洋平氏となり、公表しました。
河野洋平議長のオーラル・ヒストリー (shugiin.go.jp)
河野洋平氏と言えば「河野談話」と言われるぐらい歴史に大きく影響を残し、
今でも慰安婦について韓国は謝罪や賠償を求め、裁判にまでなっている問題です。
更には8年前の12月28日の日韓慰安婦合意で最終的不可逆的解決としたのに、
韓国側は合意を守らず、実質一方的に破棄されてしまっています。
慰安婦問題に大きく影響を与えた河野談話。
日韓に横たわる歴史問題となった河野談話ですが、河野洋平氏は当時と変わらない考えで、
そこには反省も後悔もありません。
河野談話について 20/22(112頁)shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/03_04_jimintoufukutou.pdf/$File/03_04_jimintoufukutou.pdf
しかし河野談話発表後、平成26年の有識者チームによる検証結果が発表され、
それによると聞き取り調査の終了までに原案が作成されていた
裏付け調査が行われなかった事が明らかになっています。
ところが河野氏はその事には触れず、「軍が証拠になる資料を残すはずがない」と、
河野氏の想像で発言しています。
歴史問題では証拠となる資料等が重要なのは当然ですが、自分に都合の良い解釈とは呆れてしまいます。
これが政治家ですか。
これが河野談話を発表した官房長官の発言ですか。
また有識者チームによれば調査の終了までに原案が作成されていたというのですから
韓国に言われるままに談話を作成したようなものです。
この事は河野氏は知っている筈ですが、反論したと聞いた事はありません。
更には石原信雄官房副長官の国会証言でも
「日本政府、日本軍が(慰安婦を)強制的に募集したことを裏付ける資料はなかった」