今年の夏山山行でちょっと気になる小屋があった。
環境の厳しい場所に立つ山小屋に、不平不満を言うわけでは
ないが、あまりにも・・・。
飲み水 500ml 300円
歯磨き用の水 80円
部屋による値段の格差
夕食の献立の違い(これも値段による)
貧弱な夕食・朝食
何てったってオーナーをはじめ従業員の愛想のなさ
テンバの位置の悪さ
など・・・。
それに比べれば、他の二つの小屋は天国。
環境が一番悪いK小屋などは、飲み水は無料(状況による)
ご飯も美味しかった。
寝具も快適
小屋の人の手が行き届いているのがわかる。
山小屋に多くを望んではいけないが、あまりにも目に付いたので・・・。
もっとも気に障ったのは
二日酔いで倒れた登山者の様子を観に行ったK先生が、診察を
小屋のオーナーに断られたことだ。
熱を出していたので、先生は職業柄、気にされて様子をみに行ったのだ。
それを、無下に断られたようだ。
K先生は、出しゃばる人ではなく今回も一緒に飲んでいた人なので
気になったらしい。「大したことではない」と言われ、「それは良かった」と
安心したと言っておられたが・・・。
私だったら「バーカ」とか「フーンだ」とか思うのに、先生は大人の
対応だった。さすが、人間ができている。
そのことを除けば、とっても楽しかった。
でも、その小屋には二度とお世話にはならないだろう。
今回も泊まる予定ではなかったのだ。本当は五竜に泊まるはず
だったのに・・・。
最初の予定が狂ってしまって・・・。
しかし、K小屋に泊まったのは正解だった。