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かっこ良かった
北アルプス縦走最終日、燕山荘の前で出発の準備を
していた時のこと。
一人の青年が、大きなザックにザイルを括り付けて
やってきた。小麦色の顔はどこか凛々しく、日焼けした
手足も頼もしかった。
周りの登山者から声を掛けられ、「北鎌から槍ヶ岳、東鎌尾根
をまわりここに戻ります。」と答えていた。
うわぁーー北鎌に行くんだ。
それも一人で・・・。
何だかその青年が「加藤文太郎」に思えて、なぜだか
涙が出そうになった。
「頑張って!」 そう心の中でエールを送った。
いいなあ・・・。
爽やかで素敵な青年だった。