たちあおい日記

chiaki in wonderland

爽やかな岳人

2012年08月07日 | 日記・エッセイ・コラム
 
       かっこ良かった
 
       北アルプス縦走最終日、燕山荘の前で出発の準備を
       していた時のこと。
       一人の青年が、大きなザックにザイルを括り付けて
       やってきた。小麦色の顔はどこか凛々しく、日焼けした
       手足も頼もしかった。
       周りの登山者から声を掛けられ、「北鎌から槍ヶ岳、東鎌尾根
       をまわりここに戻ります。」と答えていた。
       うわぁーー北鎌に行くんだ。
       それも一人で・・・。
       何だかその青年が「加藤文太郎」に思えて、なぜだか
       涙が出そうになった。
       「頑張って!」 そう心の中でエールを送った。
       いいなあ・・・。
 
       爽やかで素敵な青年だった。
 
コメント
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