余程気に入っていたの？

昨日は所属する山岳会の七高山めぐりだった
我家のお父さんも初めて参加した

結構きついルートなので大丈夫かなと心配した
私とお父さんは元会の会長にコースの説明を受けながら登る

知らないポイントや歴史に感動したり頷きながら歩いていた
金毘羅神社で休憩とお参りをした後、金毘羅山頂上でお父さんが帽子がないことに気付く

そう言えばさっき後続のグループの人が帽子忘れてませんか？と
聞いていたと言う

あっきっとお父さんの帽子だと思った
私達は他のルートを歩いたのでその場にいなかった

がっかりするお父さんに、いいじゃん高々帽子ぐらいで
諦めなさいと言うと

いや、諦められない　だってお前がノルウェーで買って来てくれた帽子だ
俺は気に入ってたんだと…

ほう、そんなに気に入ってたのかぁ
それなら、後続組が万が一追いついて来たら聞いてみようねと言って先へ進んだ

でも、なかなか後続組は追いついてこない
それもそのはず、結構なお年のグループだったから

お昼ご飯を食べ終わって、コース途中の車道に出るとバス停があった
しょんぼりして心ここにない状態のお父さんを見て、

ここで歩くの止めてまた金毘羅神社まで戻る？と聞くと
そうすると言う

仕方なく、私とお父さんはバスでお諏訪さんまで戻り
金毘羅神社まで歩いた

神社へもうすぐのところで、私は体調が悪かったのでお父さん一人で
探しに行ってもらった

ほどなくして、あったよという嬉しそうな声が携帯から聞こえた
余程嬉しかったんだろう、帰りに駅のカフェでお茶をご馳走してくれた

良かったね！帽子が見つかって
でも、疲れたねぇ