木村忠啓の大江戸百花繚乱

スポーツ時代小説を中心に書いている木村忠啓のブログです。

愛地球博って?

2009年05月11日 | 私的名古屋考
本日の日経にこの夏のボーナスの中間集計が掲載されていた。
多くの企業が前年比割れで、なかには二桁減のところもある。
こうしてみてくると、昨年夏までは、なんだかんだと言っても、経済はましだったのだな、と思う。
ITバブル崩壊、サブプライムローン問題と色々あったが、日本経済はなんとか踏ん張っていたが、今考えると、その踏ん張りの正体も甚だ怪しい。
機能の優れた最新型パソコンだとか、ステイタスとしての高級車だとか、本当に必要かと言えば、そうでない物を押しつけて売っていたに過ぎない。
押しつけていた、というよりも、買うほうが、喜んで買っていた節もある。
携帯電話だって、最新型がすぐに古くなる。
電池の寿命が来ると買い換える人も多い。
ITバブルは、金こそ正義だ、という厚顔な人物を作り上げたが、まだその後遺症を引きずっていたのかも知れない。
そんな中、2005年に愛知地球博が開かれた。
地元では、トヨタ博とも呼ばれたこのイベントは、もろにバブリーっぽいものであった。
最初の頃は入りが悪かったが、あれよあれよという間に、日夜超満員。
会場の長久手というのは、結構不便な場所にあるのだが、そんなデメリットなどものともせず、人があふれかえった。
最終日には、化粧をぐちょぐちょにしながら、大泣きのコンパニオンが続出し、もらい泣きをする客が出たというすごい光景も見られた。
名古屋地区でフリーターが多いというのも、このような場でスタッフを勤め、妙な感動を味わってしまった者が多いから、とも言われる。
それにしても、愛地球博はバブリーであった。




上記の写真はスイス館に付属のレストランのメニュー。上が2000円、下が3000円。一番高いのは3700円というのもあった。こんな機内食の出来損ないのようなものでこの値段はぼったくりだとは思うが、当時はみなにこにこしながら、これらのメニューを食べていた。二人で行って、一万円を支払うといおつりがほとんど出ないような客が多かったように思う。

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