~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

九州満喫きっぷ一泊二日ローカル線の旅  part2 

2017年01月17日 | 鉄旅
鉄旅の続きです。

熊本を出て7時間、志布志駅からいよいよ初めての日南線
11時過ぎ吉松駅で駅弁を食べたきり、お腹が空いてきたが売店もない。
出発まで20分ほど待ち時間があるので駅の観光案内所で尋ねると
JR塗りつぶしの女ひとり旅が珍しいのか係の女性と会話が弾み
「貴重品以外の荷物は置いて行って良いですヨ~」と言われ
財布だけ持ち目の前のスーパーへ買い出し
初めての土地での買い物はワクワクドキドキ
お刺身など安く美味しそうなので何でも買いたくなります(笑)

11:51 油津行き 一両編成普通列車はすでにホームで待機

乗客は私を含め3名ほど・・・

我慢できずに(笑)出発前に食べ始めた海鮮丼(298円)
美味し~い

さすがに今日2本目になる缶ビールはグッと我慢しましたヨ~(笑)

結局乗客は3人のまま定刻に出発した列車の車窓からは
右手後方には大隅半島が遠くに見えました。
最初の予定では油津手前の南郷駅で快速日南マリーンに乗り換え予定でしたが
美しい海沿いを日没前に鑑賞したいと思い急きょ終点油津まで乗車
私の予想通り・・・・
南郷駅を過ぎると素晴らしい景色が待っていました。





日の入り前の柔らかな日差しのため真っ青な海とはいきませんが
十分に海岸線の景色を堪能できました。

17:04油津駅到着

ここでは37分の待ち時間、記念撮影とトイレを済ませ
南国宮崎といえども日が沈むと寒いので待合室にいると
ここでもまた素敵な出逢いが・・・・

東京から帰省する親戚を迎えに来たという70代ほどの男性が
一人旅の私に話しかけてきました。
写真が趣味ということで日本各地に写真撮影に出掛けたそうで
ポストカードにした写真を数枚頂きました。
太平洋から昇る朝日の写真も素敵でしたが
藤色の花の写真に目がとまり尋ねると・・・
南郷はジャカランダの花が有名で(日本で唯一のジャカランダ群生地)
5月末から6月の開花の時期は「道の駅なんごう」周辺でまつりが開催されるそうです。

ジャカランダと言う名前は知っていましたが花は初めて
「道の駅なんごう」ならキャンカーでの車中泊も出来そうですネ~
また一つキャンカー旅の情報getです

17:41 油津から宮崎に向け出発
ここでの乗車は2名、やはり赤字ローカル線なのでしょうか?
すでに日も沈み車窓は徐々に真っ暗に・・・益々寂しい雰囲気
・・・ですが夜汽車もなかなか良いもんで
今夜は月夜のため丸い月が列車に乗った私に見え隠れしながらついてきます
海沿いでは月光に照らされ海面がキラキラ見惚れてしまいます。
ローカル線の日常の風景と人間模様を眺め・・・鉄分が補給されるのを感じ
やっぱり私は乗り鉄なのよネ~

19:04宮崎駅到着
志布志から乗り換え時間を含め3時間少しですが全く疲れていません。
みどりの窓口で明日の特急列車の乗車券を購入し
バス案内所で明日乗る予定のバスの路線や時刻を調べてもらい
会社が違うコミュニティーバスなのにPCで調べプリントアウトまで・・・
旅人に優しい宮崎が益々大好きになりました。

さぁ~コンビニで明日の朝食用のパンなど調達し駅前のホテルへ
初めてのお一人様ホテル泊にチョッとドキドキ
フロントでカードキーをもらい・・・・
「エレベーター乗られる際もカードタッチお願いします」と説明されたものの
探しても入口の何処にもタッチする場所が見つからない
「どこにあるんですか?」フロントのイケメンお兄さんに尋ねると
「エレベーターの中です」と冷ややか返事が・・・
顔から火が出るほど恥ずかしい田舎モノのおばさんは
逃げるようにエレベーターに乗り込みました(笑)
カードをかざすと宿泊階のみが点灯しビックリ
「宿泊者以外は入れないようになってるかしらネ~」と
感心しながら、また一つ勉強したおばさんでした(笑)
ネット割の格安料金ですが9階の部屋からは宮崎の夜景が見え
140cm幅の広いベッドにバストイレ別で快適
湯船にゆっくりつかり鉄旅の疲れを流した後は
TVで明日の宮崎のお天気をチェックしながら
コンビニのつまみと缶ビールで一人宴会しました
  
オジサンに電話すると似たようなメニューで1人夕食&晩酌中
真っ暗な冷え切った家に帰り薪ストーブに火を入れたと聞き
少しは私のありがたみ感じたはずかな?
たまに離れてみると、お互い感謝する気持ちに気づくのです。
難なく(?)一人ホテル泊もクリアーした私
これからはオジサンの許可が出れば何泊でも出来そうですネ~(笑)

翌朝は5時半の目覚ましより早い4時過ぎに起床
ここで二度寝すると寝坊しそうなので(笑)
今日、観光する「美々津」へのアクセスなどをスマホでチェック
身支度を済ませ早目の朝食(サンドイッチ&野菜ジュース)
6時半にはチェックアウトし早目に駅へ
日没前の宮崎駅

7:14発 都城始発の延岡行普通列車はすでにホームに停車中
早目に行ったおかげで何とか座ることが出来ました。
数駅はほぼ満員の車内も佐土原駅を過ぎるとグッと乗客は減り
車窓には朝日と海が見えてきます



車窓からずっとこんな海岸が見えると良いのですが・・・
時々車窓から見える砂浜、走る車内から写真撮影は難しいですネ~

停車した川南駅には観光案内版があり、徒歩ですぐ伊倉ヶ浜に行けるようで
伊倉ヶ浜自然公園にはサーフィンセンターもあるそうです。
時間があったら下車し広い砂浜をゆっくり散策したかったのですが先を急ぎます。

川南の次の都農駅(つの)を過ぎ暫くすると線路沿い右手に不思議な景色が・・・

都農~東都農~美々津間に残っているリニアモーターカー実験線跡
施設跡は某企業の太陽光発電施設に生まれ変わっているようです。

美々津駅手前左手の建物で施設はおしまい

今はどうしてるんでしょうネ~

宮崎駅を出発し約1時間 8:14美々津駅で下車
小さな無人駅、降りたのは鉄男さんらしき男性一人
ふと・・・隣のホームを見るとなんと豪華列車「ななつ星」の姿

無人駅のホームにいたななつ星の車掌さんに尋ねると
乗客の皆さんは専用バスで美々津を散策した後、朝食中だそうです。

いまだに人気の豪華な鉄旅のななつ星私の乗り鉄とは雲泥の差(笑)
偶然にも遭遇できただけでもラッキーです

さぁ~美々津駅から美々津の街並み保存地区をめざし25分ほど歩きましょう

実はここには日向市が運営する南部ぷらっとバスがありますが
待ち時間が30分以上あるので行きはボチボチと歩くことにしましした。
一緒に降りた鉄男らしき男性もすでに私の先を歩いています。
実はこの男性は昨日、都城と油津で遭遇したのですが
ずっと話しかけないでオーラを感じ今回もスルーするつもりでしたが
さすがに3度目の遭遇に思い切って声をかけると会話は空回り
やはり私の感じたオーラは間違いがなかった(笑)
逆に私はウェルカムオーラが出ているらしく
旅先などでは地元の人に良く話しかけられおかげでいろんな出逢いがあります。
旅の形も千差万別・・・ですネ

線路沿いを5分ほど歩き踏切で振り返り・・・

単線の線路が二つに分かれる駅の姿は私の一番のお気に入りの景色
そこに豪華列車ななつ星が停車してるなんて何だか不思議な気分です。

この踏切側、趣のある建物が・・・

帰宅後、調べると県無形文化財「美々津手漉き和紙」佐々木寛治郎さんの工房でした。
以前は栄えていた美々津の手漉き和紙も今ではここ一つだけだそうです。
予約すれば紙すき見学なども出来るとか・・・
美々津の手漉き和紙、お土産にしたかったなぁ~

さて、part2も観光などなくあまり見どころ少ないレポートとなりましたが
熊本で見る内海とは違う長い海岸線や海
広い海から昇る朝日を絶対キャンカーから眺めたい
すっかり宮崎ファンになったのでした。


25分歩いてたどり着いた「美々津の街並み」の様子はpart3へ続く
本日も長々とおつきあいありがとうございました