~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

ひとり鉄旅  美々津町並み散策編

2017年01月18日 | 鉄旅
今回の一泊二日の乗り鉄の旅はなかなかハードで
乗り換え時間利用し駅前を見るのが精いっぱいですが・・・・
唯一どうしても行きたかったのが美々津の町並みでした。

色んな鉄旅のプランを計画中に名前の響きに魅かれ調べると
あまり知られていないですが古い町並みが残る小さな町は
気ままな一人旅にはピッタリ
次の列車まで2時間と時間はたっぷりあります。

美々津駅を線路沿いに歩き手漉き和紙工房から左折で国道10号線に出ます。
右折し石並川を渡ると右手には日豊本線の鉄橋、その向こうには日向灘
写真ではなかなか伝わりませんがとてもいい雰囲気でした。
先に歩いていた鉄男の男性はそのまま国道沿いを歩いていましたが
私は右折し日豊本線をくぐり、のんびり旧道(?)を歩くことにしました。
  
向こうからコミニュティーバスがやってきます。
こんな日常の風景にホッとする一人旅
美々津海岸の文字に海沿いに出ると・・・
「七ッ碆」(ななつばえ)と美々津港灯台

朝の8時半過ぎ、堤防を朝の散歩をする人の姿以外誰もいません。
徒歩25分の道のりも寄り道しながら歩くとあっという間・・・
海岸を少し歩き、町の方に戻るともう美々津の町並み保存地区に入ったようです。

美々津(みみつ)は小さな港町。神武天皇が東征に出発したという伝説の地
江戸時代には大阪方面に向け材木の積み出し港として廻船業が繁栄し
「美々津千軒」と言われるほど栄え明治・大正時代には最盛期だったそうです。

旧美々津郵便局
  




ほとんどの家軒先には折り畳み式の長椅子(縁台)があり
どの家の郵便受けには必ず船の飾り(?)
    

中町通りには日向市歴史民俗資料館(9:00~16:30 月曜休館)がありました。
廻船問「河内屋」を修復されたそうです。


連休明けの昨日は休館日だったらしく係の女性が掃除中でした。
入館料210円を支払い館内を見学しました。


  



二階部分は吹きぬけや高さの違う二段になっていていたりで立体的でした。


1階には美々津の町の模型

ここでも係の女性が親切で・・・
私が鉄子と知ると羨ましそうに日豊線の見どころなど色々教えていただきました。
もちろん美々津の町の色々も教えてもらい、その後も町を散策

平日の9時過ぎとはいえ他の観光客の姿はほとんど無く道行く人は地元の人ばかり

町のあちこちに旧共同井戸があります。
  
まちなみ防災センター

海岸と平行する通りと直行してツキヌケという防火用の通りがあったり
町並みの細かいところを観察しながらの散策


耳川河口の港に歩くと・・・・
 
熊本地震を体験してからは色んな町に行くと気になる看板

日本海軍発祥の地なる記念碑

神武天皇がここから東征に出港したとか・・・

立磐神社は神武天皇が祈願したのが始まりといわれ、腰掛石もありました
  
神社に参拝し境内から耳川の堤防を見るとちょうど釣り人が魚を釣り上げていました。
遠目でよく見えなかったけどカマスのように見えました。
いつの日かキャンカーで訪れる時、オジサンの釣り場候補にしましょうかネ(笑)

帰りのバス停を確認し高札場の横の坂を上り
美々津公民館(県庁跡)からは美々津の町が一望できます。

海に平行に上町筋、中町筋、下町筋があり迷うことも無い本当に小さな町
1時間もあれば十分観て歩けます。

美々津港灯台には祠もあるそうですが灯台の左に見えるのがそうなのかなぁ~


バスの時間までまだ30分ほどあるので雑貨&カフェ「民」で休憩

通常は10時開店ですが
この日2階でイベントがあるらしく早目に開いていてラッキーでした。


「民」のお向かいにある「美々津軒」
ひっそりとしているので見るだけでしたが

廻船問屋であった明治17年(1884)築の商家を
一般公開しているそうです。(9:00~16:30 月曜休館)
残念、寄ればよかった・・・・
実はバスを待っている時に気がついたのですが(写真にも写っていますが・・・)
目の前に呉服屋さんだった建物を利用した
お休み処「美々津まちなみセンター」があり9時から営業していたそうです。

郷土銘菓の「お船出だんご」食べたかったなぁ~
やはり旅にはしっかりとした下調べが大事ですネ(笑)

10:19 時間通り「立縫の里」バス停にやって来た南部ぷらっとバに乗り美々津駅へ
5分ほどの乗車時間でしたが気さくな運転者さんが声をかけてくれました。
熊本から来たことを知るとここでも地震被害お見舞いの言葉
この旅では本当に感謝の気持ちです。
  
「この先も宮崎の旅を楽しんで下さい」の言葉とニコニコ笑顔をもらい
美々津の町を選んで本当に良かった
南国宮崎の暖かい日差しを浴び心も体もポカポカ

面白い刺激的なことは何もない小さな町は万人受けはしないと思います。
でも、賑やかな観光地にない地元の普通の暮らしを感じながら
これが私に一番の癒しの幸せな旅なのだと・・・


きっとこれからもこんな鉄旅が私のスタイルになることでしょうネ