~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

ガタゴト・・・独り気ままに・・・

2018年07月30日 | ひとりごと
迷走した台風12号はまだ九州の南に停滞していますが
今のところ我が家には心配した被害もなく一安心です。

先週火曜日は久しぶりにプールで1km泳いだからか?
それとも連日の暑さにやられたのか?
ブログをUPするネタも気力もなく・・・
日々の家事をこなすのが精いっぱいの日々
冬生まれの私にとっては8月に入る前に夏バテ状態

身体の調子が悪いと心も何となくギスギスするのか?
こう暑いと誰もがイライラするのか?
土曜日夕方、久しぶりにオジサンと犬も食わない大ゲンカ
台風接近前に暴風雨の我が家

怒って何処かに車で出掛けていったオジサン
「私だって運転出来たらプチ家出でもするけど・・」
「この歳になって実家に帰るわけにもいかず・・」
「友達を飲みに誘っても迷惑だろうし・・・」
「人混みには行きたくないし・・・」
顔を合わせたくないから家に居たくないと色んなことを考えます(笑)
一先ず夕飯を作りながら(ここは主婦としての意地と責任
「そうだ、列車から夕日を眺めよう」と閃いた
直ぐにシャワーを浴び、化粧をして、スマホと財布をバッグに入れ・・・
オジサンが帰宅する前に愛車で最寄りの駅へ
18時半過ぎやって来た普通列車・三角行きに乗りました

土曜日のローカル線の車内は思ったより混んでいたものの
空いていたボックス席に座りホッと一息汗をハンカチでぬぐい・・・
冷房とクルクル回るレトロな扇風機で涼しい車内は快適です。
車窓から見える郊外の景色、鉄橋を渡る音
古い車両のガタゴトした揺れでいつの間にかいつもの鉄旅気分
暫くすると宇土半島から有明海が見え始め・・・
残念ながら楽しみにしていた御輿来海岸干潟は干潮時がとっくに過ぎ
大潮のうえ台風接近中で波が荒く、三日月型の独特の砂紋はみられません。
それでも少しだけキラキラ夕日に十分満足でした。

プチプチ鉄旅は50分ほどで終着駅の三角駅に到着しましたが・・・
さすがに何もないローカル駅に1時間以上ひとり寂しく佇む勇気は無く(笑)
帰りの切符を購入し、来た列車でそのまま折り返しましょう。

この時間、静かなはずの田舎の駅がやけに賑やかだと思ったら・・・
今日はJRビール列車イベントで沢山の人が駅前の仮設のテーブルで宴会中
往復車内がビール飲み放題かと思ったら駅でも呑めるのネェ~
駅長さんの話では「みすみ港まつり」の日は花火もあり人気だそうです。
「来年は是非いらしてください」と優しい駅長さんの笑顔に見送られ
たった5分ほどの三角駅滞在にも心がほっこりとなりました
19:29発車
2両編成の後方車両は私ひとりの貸切です。
(東雲の空さんの山登り恒例の写真を真似しました

ローカル線は後ろの車両のドアが開かないので
乗客はみなさん1両目に乗ってるようです。

日が暮れた車窓からは青とピンクのグラデーションの空

貸切の車両、最後尾から過ぎて行く線路を眺め・・・
ほんの2時間ほど前の嫌なこともすっかり忘れ心穏やかになっている自分がいました。

8時半過ぎ帰宅すると家の中は真っ暗でオジサンはすでに就寝中
「心配もせず寝るなんて」昔の私ならまた腹をたてたでしょうが
「きっと好きなテレビも無く何もすることなかったのネ~」と冷静です(笑)
ほんの2時間ほど列車に揺られただけでこんなにストレスが解消されたとは・・・

考えてみれば・・・
ヘルニア再発などで3ヶ月半ほど鉄旅に行けてなかったんだ~

息子達は家庭を持ち、お嫁さんにバトンタッチし母の役目は終了
しかし、○○さんの妻、○○家の嫁、そして高齢の両親の娘として
過ごす日々はこれからまだまだ続く、いやこれからが大変だ~
誰かのために過ごす毎日は決して嫌いじゃない私だけど・・・
何をするにも「○○さんの・・」が頭から離れない自分が嫌になる時がある。

それが・・
鉄旅に出逢ってから列車に揺られ独りの時間を過ごす時は
色んなことを忘れてただの人として自分がいるような気がします。
だから鉄旅に出掛け帰ってくると優しい心で周りに接することができたのかも?
私にとって色んな意味でのリセットになっているのかもしれません。


そして・・・それは絶対に独りのほうがいい・・・