~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

心のガス抜きには「鉄旅」が一番!?

2021年12月10日 | 鉄旅
12月に入りもう10日、師走は一日が早く過ぎる感じがするのは歳のせい?

11月30日に孫1号Yちゃんも手伝ってくれてクリスマスツリーを飾り
我が家はXmasモードに変身したものの(その様子は次の機会にUPします)
師走にしなければいけない事はまだ殆ど手付かずで・・・
4人の高齢者が入れ替わりに色々と問題を起こし(笑)振り回される日々が続いています

そんな中、一昨日の水曜日に久しぶり親友Gちゃんと外出している間に
オジサンは「キャンカーでぶらっ~としてきます」とLINEを残し家は空っぽ(笑)
てっきり夕方に帰るかと思い放っておいたら、そんな時に限って義母の問題行動が・・・
やっと連絡がついたオジサンの口から「今夜は阿蘇に車中泊する」と少々キレ気味?
ならば出掛けた時にLINEで伝えればいいのに私に文句を言われのが嫌だったのか
「鬼の居ぬ間に・・・なんとやら」ではないですが(笑)子供みたいでホント呆れます。
そんなオジサンの自分勝手な行動に最初は腹も立ちましたが・・・
沸々と怒りを抱え込んでも精神上良くないと、お一人様のその夜に考えた結果
翌日の昼前に帰宅したオジサンと入れ替わりに「ちょっと出掛けてきます」の書置きを残し
家を出ました(もちろん家出ではありませんョ~)
冷蔵庫の中に義父母とオジサンの夕飯を用意万端に・・・これで文句は言わせません(笑)

前置きが長くなりましたが・・・ここからが今日の本題です。

最寄りの駅に自転車を置き、JRで熊本駅へ
この日は「36ぷらす3」の博多~熊本~鹿児島間の運行日

前夜、ネットで調べ空席が3席ほどあったのですが・・・
さすがに無計画な「いきなり鉄旅」にはもったいないと断念しました(笑)
「また必ず乗るからネ~」と弁当&缶ビールを手に12:11分の八代行き普通列車に乗車
八代駅から「おれんじ鉄道」に乗換え南へ向かうつもりです。

12:57 川内発八代行きが到着し、この車両が折り返し川内行きになります。

ホームには2人の女性運転手の姿
側にいた駅員のおばちゃんが「ありゃ~今日は2人かね?新人さんが入ったかな?」と・・


一番に乗車し誰もいない車内をパチリ

同じく7月豪雨で被災したくま川鉄道の一部開通のお知らせも・・・
残念ながら肥薩線(八代~吉松間)の再開のめどは全くたっていません。
大好きな肥薩線は「癒し鉄旅」には最適で私の一番好きな路線です。
早く再開されることを心から願っています。

さて、利用した切符は期間限定「1dayのれる切符」

八代~川内間を乗り降り自由のお得な切符
昨年発生した7月豪雨とコロナで大きな影響を受けた沿線の活性化の目的で
令和3年7月17日~12月31日まで大人1500円で誰でも利用できます。
ナント65歳以上と子供は750円と超お得なのでブロ友のhiroさんいかがですか?

発車まで時間があるのでお昼を・・・

一両編成ですが乗客は数人なのでボックスシートを貸し切りです。

13:15 八代駅を発車

八代の街と別れ、球磨川の鉄橋を渡り・・・

もう何度も渡った鉄橋ですが毎回ワクワク
駅発着時車内に流れるチャイム音(?)「おれんじ鉄道に乗ってるなぁ~」と心がほっこり

肥後二見を過ぎると車窓には八代海と天草の島々が見え・・・


線路の横は堤防で海がすぐそこに・・・


肥後田浦駅付近の穏やかな湾内では鳥の群れが・・・

海岸線とお別れし長閑な里山風景と列車の揺れにウトウト(昼ビールのせい?)
15分ほど爆睡、出水駅で目が覚めると運転手が交代中でした。

出水駅は車両庫があり「おれんじ食堂車」の停車していました。

今年4月、列車嫌いのオジサンと出水~八代間サンセット便に乗車したのが遠い昔のよう(笑)

阿久根を過ぎ、牛ノ浜駅付近から再び海が・・・

36ぷらす3は牛ノ浜駅で15分停車するのですが・・・
駅前の海岸一帯は「牛ノ浜海岸」があり鹿児島県の景勝地

岩の上に鳥居が見えますがわかりますか?
この先、薩摩高城まで東シナ海の青い海が続きます(ずっとではありませんが・・・)


西方駅を過ぎると人形岩が右手に・・・

走行しながらなので写真に収めるのは至難の業です。
ちなみに慌てて家を出たのでカメラを忘れ、今回の写真は全てスマホの画像ですが
スマホでの連写は使いこなせずその割にはタイミングがバッチリ成功しました(笑)
確かこの人形岩もブロ友のバボさんから教えてもらったような・・・?
知らなければ見過ごしてしまう景色です。

実は今回の鉄旅の一番の目的は車窓から美しい夕日を観ること
三角線も候補でしたが天気予報を確認し運行時間と日の入り時刻を考え決めました。
薩摩高城手前の海岸ではまだ少し日が高かったのですが・・・

この調子なら良いタイミングの夕日が期待できそうです。

15:57 川内駅に到着
折り返し16:21発八代行きの乗車するので乗り換え時間に改札を出てコンビニへ
さすがに夕方でもあり高校生が乗車するでしょうから缶ビールは我慢(笑)
トイレを済ませ缶コーヒーを手にホームへ向かうと予想通りホームには学生の姿
やって来た列車は一両編成、座れるか心配しましたが行きと同じボックス席へ
行きは進行方向を向き乗車しましたが帰りは太陽の位置を考え反対向きに座り
過ぎ行く景色を眺めながら・・・結果的には大正解でした

薩摩高城駅を過ぎると・・・

思ったより太陽の位置が高かったのですがバッチリ


途中で雲に入り・・・


再び・・・



牛ノ浜海岸まで見え隠れする海の夕景をずっと眺め・・・

残念ながら線路は海岸沿いから離れ夕日のショーはここまででしたが
今日は海ではなく島影に日が沈むようで諦めがつきました(笑)

16:50頃 阿久根駅を過ぎ最後の夕景

この先は厚い雲にはいりそう・・・
列車の進行方向も変わり私の車窓からも見えなくなりました。
暫くは最後尾の窓から赤く染まる夕景が見えましたが
車内にはたくさんの学生が乗り降りし写真を撮ることは出来ませんでした。
線路の向きが変わり再び車窓から夕陽が沈んだ後の厚い雲の下が真っ赤に染まる西の空
残念ながら車内の灯りが窓に映り写真は撮れませんでしたが逆に自分の目でじっくり眺めました。
学生達はこの夕景を見慣れているのか、みんなスマホ画面やお喋りに夢中
「夕日を写真に撮る変なオバサンがいるなぁ~」って思われていたでしょうか?
最後まで私のボックス席には誰一人座ることがありませんでした(笑)

出水駅で一両編成の車両は連結され2両となり昇降口は先頭車両のみとなり
私が乗車した2両目の車両はガラガラ、殆どが爆睡している乗客ばかり・・・
真っ暗な車窓を眺め「こんなことなら缶ビール買っとけば良かったなぁ~」と後悔(笑)
都会よりローカル線が好きな私ですが明かりない田舎を走る夜行列車は何故だか寂しい・・・
行きに観た八代海の青い海も真っ暗で八代駅に近づき夜景が見えると何故かホッとした私でした。

前日に急に思いつき出掛けた鉄旅でしたが
ただ列車に揺られ鈍行列車に乗り降りする人間模様を眺め
昼ビール飲んで呑み鉄旅を楽しみ・・・
そして、念願の素晴らしい夕景に出逢えたことで
いつの間にか胸のモヤモヤも沸々とした怒りも何処かへ消えたようで
私にとっての心のガス抜きはやはり鉄旅なのかもしれませんネ