朝起きたら、雨が降っていた。朝歩きをするためにホテルを出て、しとしとと降る雨に引き返した。三越に出勤してみると、お客様が少なく、「本当に日本橋三越なの?」と思えるほどであった。
そんな中、アルバイトについてくれている人の友人がバッグをお買い上げ頂き、片目が開いた。次に、紳士服担当のバイヤーが物珍しそうに私の作品を見ている。話をしていると、紳士服のバッグや財布の担当の人で、革に編地を組み合わせたシリーズを開発しているそうだ。国産の拘りのある竹製品を探していたそうだ。クウォリティーの高い革職人との組み合わせで、作品開発が出来るのであれば、私としても新しい市場に商品開発が出来る。本当に良いものを、JAPANブランドとして世界に発信できれば言うことは無い。是非とも、実現させたいものだ。不況の時にジタバタしても精神的に参ってしまうが、絶えず情報発信だけは出し続け無ければいけない。何処でどんなチャンスがやってくるか?判らないのだから。
夕方過ぎに、常連さんのお客様がお見えになり。波網代の特大バッグをお買い上げ頂き、次回にお求めになるバッグまで決めていって下さり買い物を楽しんでくれた。本当に、こういったファンの方に支えられていると実感する。ありがとうございます。
閉店後は、取引先の社長にご馳走になった。「ネオ・ウィング」という会社の社長さん。インターネットで国内や海外にCDやDVDなどのエンタメ系を中心に販売している。海外にCDを販売している会社としては日本でも1・2を争う会社である。この経済状況でも、確実に業績を伸ばし発展している人だ。
「この経済危機と言われる中でも、会社の伸びているのは何故ですか?」と利いてみると
「速さ、確実さ、サービスの三つです」と即答された。
2時間ほど、お話をしている中で、経営的なヒントを沢山頂いた。 中身はヒミツ!