高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

名古屋 松坂屋 7

2009年01月28日 05時55分26秒 | 出張

祇園精舎の鐘の音……。100年に一度の経済危機と言われているが、厳しい時代に入ってきた。以前読んだ記事に、「百年前の企業売り上げランキング100位に入っていた企業で、今もランキング100位に入っているのは?   何と、たったの1社だけである。」 それほど、世の中は大きくうねり、その波に翻弄させられながら、必死でもがいているのが現実である。あの、世界一の企業になったトヨタでさえ、新聞を開いてみたら、「トヨタ国内6割減産」とトップ記事を飾っている。

大きくなる事が目的ではない、小さくても良いが夢を持って生きがいを感じながら遣って行きたい!

朝礼で催事担当の社員が

「食品は良い所、悪い所とデコボコであるが、工芸はボコボコです。」と言っている。

Cimg9179私の所でも、途中今回の催事はどうなるものか?と心配していたが、最終的には前年とそれほど変わらない所まで盛り返してきた。これも、すべてリピーターのお客様のお陰である。なかなか、新規のお客様を獲得するのは難しい。今回、一番手ごたえがあったのが、革財布などの新規商品と、エコな買い物籠だった。

景気が落ち込めば一番最初に買い控えを考えるのが工芸品や装飾品である。しかし、長い人生のうち、こういった山あり谷ありで一つ一つ乗り越えて行ってこそ、人生の彩をつけて行く物だと思う。

名古屋の皆さん、ありがとうございました。また、7月の職人展で会いましょう!

竹工房オンセ

コメント
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