21日から、名古屋松坂屋での「大九州展」が始まった。昨年まで、「日本一元気の良い地域」ということで、新聞や雑誌などでも特集を組まれていた所であるが、その分、トヨタの売り上げ減少に伴い、今は「日本一失業率が高くなった地域」になってしまった。
私どものお客様の中にも、沢山のトヨタの関連企業に関わっている方も多く、「昨年までは求人に大変だったのに、今は仕事が3割も減り、人が余っている。」という。
確かに、この「大九州展」の初日には、食品関係の売り場には人が溢れ、通路を通るのに一苦労するはずであったが、今年は初日のピーク時にも、お客様が疎らである。
私の所も、寂しい状況であるが、常連のお客様が次から次へと顔を出してくれる。名古屋と言う所は、中々入り込むのが難しいが、一度認めて頂くと、これほど、身内を迎えるように親身になって付き合ってくれる所は無い。
今回も、「年賀状で使っていた写真に載っていた、革財布などを楽しみにしていたの」と、初日に財布だけで5個も売れてしまった。ありがたいことです。これを見ていた、鍋島段通の田中君が「今回は箸屋じゃなくて、財布屋になりましたなー」と冷やかしている。