年末に車の中でFMラジオを聴いていた。番組の中で「最近読んだ面白かった本」というコーナーがあった。その中で「チャイルド44」が紹介されていた。何となく気になっており、今回の出張に出る前に本屋に飛び込んで文庫本を買い込んだ。
出張前半は、福ちゃんと飲み歩いている時間が多く、中々読み始めることが出来なかったが、5日過ぎから読み始めたら、ぐいぐいと引っ張り込まれてしまった。休憩時間も食事の後のちょっとした時間も読みふけっている。あっという間に、上下2巻の読み終えた。
スターリン体制下のソ連が舞台。抑圧された民衆の描写が重く重く圧し掛かってくる。
アマゾンの紹介では
この国家は連続殺人の存在を認めない。ゆえに犯人は自由に殺しつづける――。リドリー・スコット監督で映画化!
スターリン体制下のソ連。国家保安省の敏腕捜査官レオ・デミドフは、あるスパイ容疑者の拘束に成功する。だが、この機に乗じた狡猾な副官の計略にはまり、妻ともども片田舎の民警へと追放される。そこで発見された惨殺体の状況は、かつて彼が事故と遺族を説得した少年の遺体に酷似していた……。ソ連に実在した大量殺人犯に着想を得て、世界を震撼させた超新星の鮮烈なデビュー作!
とある。
私が最近読んだ中では一押しの本である。興味のある方は読んでみてください!