高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

スペインからのお客様

2009年10月09日 08時59分48秒 | 工房

工房にひょっこり、スペイン人のお客様が来られた。私の工房の前には、トラピスト修道院があるのだが、その関係の人が観光で日本に来ているのだろう。修道院のシスターに聞いて、「日本の伝統工芸を見てみたい!」と云う事で、見に来たのだ。

Cimg0588 相手も、日本語はほとんど話すことは出来ないし、こちらも、スペイン語が話せるわけではない。片言の英語で遣り取りしていると、どうも、スペインの自宅に日本庭園みたいな庭があり、其処に、竹で作った扉を付けたいそうだ?(おそらく、そうだろうと思う?)

名刺を見てみると、”グラフィックデザイナー・庭園美術書クリエーター”とある。奥様は”生物学士・作家”と書いてある。

「東京・京都など、いろいろ見てみたが、竹を販売してくれる所などに行くことは出来ず、探していたら、此処と出会ったのだ」と云う。おかしなご縁である。

細かい所が、もう一つ判らないので、もう少し話が通じるように、通訳のシスターを連れて出直して貰った。午後から、シスターを伴って遣って来たら、おおかた、想像していた通りの内容で、竹を分けてあげることに!

Cimg0587 外人は、大体が身振り手振りで表情が豊かなので、初めての人でも、結構会話になる。自分の作りたい扉の格好に置いてみて、長さなどを確認。

「マドリードにお出で!とってもいい所です。もし、来たら私に電話しろ!」と手で電話の真似をする。彼は社交辞令のつもりで言っているかも知れないが、
ホントに行っちゃうぞ!

でも、楽しいひと時でした。

竹工房オンセ

コメント
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