高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

こんなの出来ました!

2009年10月30日 07時43分16秒 | 作品紹介

このシーズンは、私が催事に出ないので、それまで溜まっているご注文の篭を製作したり、来春に向けて試作をしたり、メンバーには、今まで作った事の無い物を教え込んだりと、それぞれが別々の物に取り組んでいる。

しかし、みんなの顔も生き生きしていると思えるのか、「大変ではあるが新しい物にチャレンジする」と云う前向きな姿勢になっているので、そう見えるのか?

こんなのが出来ました。
Cimg0828
結構大きな花篭です。お客様の注文は、「綺麗に作らないで、歪んでいて、口も高さが凸凹して、ざっくりと!」
口で言うとこんな感じですが、いざ、そう作るとなると、判った様な判らない様な注文です。
「もう少し、具体的な大きさや、表情を絵に書いて貰うと、イメージが伝わってくるのですが?」と返事を返すと

Cimg0827 この篭は大きさが40センチ以上あるのだが、その大きさから、逆算すると、とても、イメージの様な大きな竹だけで編み上げることなどは出来ない。

もう少し、竹の性質上から出来る形を説明し、出来上がった物がこの篭である。
「オーダーメイドの竹かご屋さん」を、テーマに遣っているのだが、素人さんのイメージを形にするのは、物を作ることより、相手の欲しい物が何なのか?と想像する事が仕事の様だ。

竹工房オンセ

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