花篭に竹縄を編みこみ、アクセントとして使っている。
この竹縄はシンプルなものであるが、基礎技術がしっかりしていないと作ることが出来ない。
まず、3~4メートルの竹を、幅5ミリ、厚さ1.3ミリくらいに剥ぐ。この最初の荒割り、荒剥ぎの時点で、どれだけ正確に割り剥ぎ出来るかですべてが決まってしまう。
網代のヒゴの様に手間閑を掛けて丁寧に取るのとは違って、手間は掛からないが、勢いと精密な基礎動作が要求される。ある意味、一番難しい。
「シンプルだからこそ、難しい」
次に厚さ1.3ミリのヒゴを4枚に剥いで行く。この時に最初の剥ぎが悪いと、4枚に剥ぐことが出来ないのだ。長さ、4メートル、厚さ0.3~0.4ミリのヒゴを4枚取ることになる。
薄く剥いだヒゴを暫く、水に漬けておき、柔らかくする。
今度は、全部で6枚のヒゴを束ねて、2枚を1本にヨリを掛けて行く。合計3本を三つ編みにして縄を綯って行く。
つづく
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