高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

銀座で外れ

2012年06月08日 07時28分44秒 | 出張
もう一軒、銀座三越の従業員出入り口、前にある天婦羅やに行って見た。
ビルの4階には「日本一の天丼」と、謳った看板が掛かっている。

Photo
その言葉を信じて、狭い小さなエレベーターに乗り込んだ。
4階に着き、店のドアーを開けると、高級クラブの様なカウンターだけの作りである。
カウンターに一人だけ主人が座ってテレビを見ていた。
入った途端に
「あちゃー、しまった!」と、思ったが、後の祭りである。
1980円の天丼とは、どんな天丼が出てくるかと期待していたが、店の雰囲気を見ただけで期待は、脆くも崩れ去った。この店をひと言で云えば「ちぐはぐ」に尽きる。

カウンターに付くなり、店主の苦労話を聞かされ、
「夜はカラオケを遣っているので、奥さんと来て下さい。」と云う、
「え~、ここは天丼屋だろ!私は昼ごはんに、日本一の天丼と云うのを食べに来たのに・・・・」内心何を言っているのだと思う。
本来、目の前のカウンターでは、キビキビと動く板前がさっそうと天婦羅を揚げているはずなのに・・・
Cimg8881 何と、まな板の上に乗っているのは、37インチのテレビである。
お昼に天丼を頼んだのに、「お飲み物は何が宜しいでしょうか?」と聞いてくる。
仕事中に、昼から酒が飲めるかい!

これでは、13時の昼ごはん時に入っても、お客が居ない筈だ。

Cimg8882 天婦羅は、さすがにおいしかったが、ご飯がほんの少ししか入っていない。
お店に入った時、妙な高級感と、一番売りにしている天丼とのちぐはぐさ、日本一と謳うのであれば、もっと天丼を掘り下げるべきであろう。まして、カラオケなんか、何の為にあるのか???

デザートのフルーツなんか要らないので、もっと、天丼を名前に恥じない物にしなければ・・・・・

今回は失敗の巻でした。

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