町田は東京都のはずれ、川を一本越せば神奈川県である。
小田急線とJR線が十字形に交差する、要の地である。しかし、駅から少し離れれば、此れが東京なの？と、見える様な景色が広がる。
帆布の細野くんによれば、「町田は東京では無いのです！東京などです！」と云う。
彼は特にこういった分類にうるさくて、江戸っ子という言葉にも、一家言持っている。「江戸っ子はあくまで、神田近編の生まれの人間を指しており、墨田川を越えたところは、もう、川向こうと云うんだ」と、細かく分類する。まして、町田の人間が、よその土地で「おいらは江戸っ子でぃ！」なんてことを言っていると聞くと、真剣に腹を立てるのだ。
町田の真ん中に流れている川がある。「境川」その名の通り、この川を挟んで、東京都と神奈川県が分けられている。川の両サイドには、緑も豊富で、鳥がさえずり、川の中には大きな鯉がたくさん泳いでいる。
高層ビルなどは全く無く、駅周辺にビルが集まっているだけで、ちょっと離れれば、平屋の住宅が並んでいる。大きな門構えの家が続く。
「2012 住んでみて良かった街ランキング」で、町田が総合四位になっている。
新宿まで30分と便利も良く、緑も沢山あり、まだそれほど地価も高くない地域だからだろう。
このほど市営バスに、ツインライナーと云う二台が連結されたバスが運行を開始し始めた。大型のバスには200人近くをいっぺんに運ぶことが出来る。メーカーは、なんとベンツである。
