正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

ダンヒル、サンローラン、クレドールのクオーツとラドー婦人用の自動巻きを修理

2010年10月20日 | 時計修理
昨日は修理残業の日でした。
いつものように7時半ごろに事務所で簡単に食事を取って少し休憩をして8時閉店と同時に修理開始です。

 一日ブランクがあるので最初はクオーツからスタートしました。
最初はダンヒルのクオーツ時計です。機械はETA社の955412が入っていました。
分解掃除を依頼されました。あとこの時計はバンドの間に汚れが付着しやすいのでケースバンドの洗浄もしました。
F様からのお預かりです。



 次はサンローランの時計です。N様からのお預かり。
機械は4620キャリバーの時計です。電池の持ちが悪くなったとのこと。
分解掃除後の消費電流は0.68μAまで下がりました。
しばらく様子を見てみます。



 次はクオーツですが、私が修理した時計のなかで組みにくいベスト1に輝くセイコーの2F70 キャリバーです。
クレドールとセイコーのラサールというブランドにも使われている機械です。
小さな歯車で、普通の機械の倍の数歯車が使われています。
上手に組まないと動いてくれません。
最近は慣れてきたのでうまく組めるようになったのですが、最初のころ夜中よく泣いていました。
成長するもんですね。


 最後はラドーの婦人用の自動巻きです。
ちょっと疲れた時間帯にこの機械はつらいと思ったのですが、チャレンジして組み上げました。
油も切れていてざら回しも回らない状態でした。
ETA2671キャリバーの時計です。
S様からのお預かりです。


あとS様からは3点お預かりしています。今日も修理残業の予定なので今日仕上げる予定です。
しばらく時間を見てご連絡しようと思います。