正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

グランドセイコー9Sキャリバーと手巻クロノ7765キャリバーを修理

2013年10月22日 | 時計修理
昨日は閉店後からの修理になりました。
7時半頃から軽く夕食を取ってから始めました。

 はじめはO様からのお預かりのグランドセイコーです。チタンケースの珍しい時計です。
9S55キャリバーの時計です。
自動巻きのローターを外す工具を点検修正してからの修理でした。
作っておいて良かったと思う瞬間です。
    

 機械はちょっと複雑な構造で、細かなパーツに分かれた機械でした。
自動巻き機構、ラチェット部分に汚れが少し見られました。
掃除後慎重に注油して組み上げ歩度調整をし、しばらく実測で様子を見てみる予定です。

次はスイス製の手巻クロノの時計です。
機械はETA社の7765の機械が入っていました。
K様からのお預かりで分解掃除を依頼されました。
カレンダー機構の部分も少し変わっていて勉強になりました。
    

掃除をして機械とクロノの表部分を注油しながら組み上げ昨日は終了しました。

 部品の入手の困難(また不可能)な時計の分解掃除は必要以上に神経を使います。
昨日は2点ともややこしい機械で少し疲れました。

今日はロレックスを修理して帰る予定です。